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【セキュリティ日報】AxiosにCVSS9.9のSSRFほかCVE 220件

2026-07-21データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
Axios のNO_PROXY回避によるSSRF・プロキシバイパス
CVE-2025-62718
Axios 1.15.0または0.31.0以降へアップデート
high対応必須
OpenStack keystonemiddleware のヘッダー偽装による権限昇格
CVE-2026-22797
10.7.2/10.9.1/10.12.1以降へアップデート
high対応必須
Rollup のパストラバーサルによる任意ファイル書き込み
CVE-2026-27606
Rollup 2.80.0/3.30.0/4.59.0以降へアップデート
high対応必須
pyca/cryptography のバッファオーバーフロー
CVE-2026-39892
cryptography 46.0.7以降へアップデート
high対応必須
Immutable.js のプロトタイプ汚染
CVE-2026-29063
Immutable.js 3.8.3/4.3.7/5.1.5以降へアップデート
high対応必須
Authlib のalg:none JWT署名検証バイパス
CVE-2026-28802
Authlib 1.6.9以降へアップデート
high対応必須
Authlib のJWKヘッダーインジェクションによるJWT偽造
CVE-2026-27962
Authlib 1.6.9以降へアップデート
high対応必須
pgx/v5 のメモリ安全性の不備(境界外書き込み)
CVE-2026-33815
修正版のpgx/v5へアップデート
high対応必須
pgx/v5 のメモリ安全性の不備(境界外書き込み)
CVE-2026-33816
修正版のpgx/v5へアップデート
high対応必須
grpc-go の:pathパス正規化不備による認可バイパス
CVE-2026-33186
gRPC-Go 1.79.3以降へアップデート
high対応必須
Tekton Pipelines git resolver のパストラバーサル情報漏えい
CVE-2026-33211
1.0.1/1.3.3/1.6.1/1.9.2/1.10.2以降へアップデート
high対応必須
Argo CD ServerSideDiffのSecret平文抽出
CVE-2026-42880
Argo CD 3.2.11/3.3.9以降へアップデート
high対応必須
fast-xml-parser のエンティティ処理によるXSS
CVE-2026-25896
fast-xml-parser 5.3.5以降へアップデート
high対応必須
pyOpenSSL のバッファオーバーフロー
CVE-2026-27459
pyOpenSSL 26.0.0以降へアップデート
high対応必須
jsrsasign のDSAナンス偏りによる秘密鍵復元
CVE-2026-4599
jsrsasign 11.1.1以降へアップデート
high推奨
lodash _.template のoptions.imports経由の任意コード実行
CVE-2026-4800
lodash 4.18.0以降へアップデート
high推奨
protobufjs の生成コードインジェクション
CVE-2026-44293
protobufjs 7.5.6/8.0.2以降へアップデート
CVENVD脆弱性AxiosRollupcryptographyAuthlibnpm

本日はNVDで公開・更新されたCVEが220件、深刻度別ではCriticalが37件、Highが134件と多めの一日でした。目を引くのは、HTTPクライアント Axios がNO_PROXY判定のホスト名正規化不備でプロキシ回避・SSRFに至る CVE-2025-62718(CVSS 9.9)です。加えて Rollup・Immutable.js・pyca/cryptography・pgx・Authlib など、開発現場で広く使われるライブラリのCriticalが同日に多数掲載されました。多くはパッチ提供済みのため、依存ツリーの棚卸しを優先してください。

本日の概要

指標数値
公開・更新CVE(NVD)220件
Critical (9.0+)37件
High (7.0-8.9)134件
Medium (4.0-6.9)47件
Low (0.1-3.9)1件
未評価(CVSS未算出)1件
影響エコシステムnpm, PyPI

Critical/High 脆弱性の詳細解説

CVE-2025-62718:Axios のNO_PROXY回避によるSSRF

  • CVSSスコア: 9.9(Critical)
  • 影響製品: Axios(1.15.0 未満、および 0.31.0 未満)
  • 概要: NO_PROXYルールを判定する際のホスト名正規化が不十分で、localhost.(末尾ドット付き)や [::1](IPv6リテラル)宛のリクエストがNO_PROXYの照合を素通りし、設定済みプロキシを経由してしまう不備です。ループバックや内部サービスをNO_PROXYで保護しているつもりでも、攻撃者が通信を意図したプロキシ経由に誘導でき、プロキシ回避やSSRFにつながる可能性があります(CWE-918)。
  • 対応: Axios 1.15.0 または 0.31.0 以降へアップデートしてください。

CVE-2026-22797:OpenStack keystonemiddleware の権限昇格

  • CVSSスコア: 9.9(Critical)
  • 影響製品: keystonemiddleware(10.7.2 / 10.9.1 / 10.12.1 未満の各系列。external_oauth2_token ミドルウェア利用時)
  • 概要: external_oauth2_token ミドルウェアがOAuth 2.0トークン処理の前に受信認証ヘッダーを検証(サニタイズ)しないため、認証済み攻撃者が X-Is-Admin-ProjectX-RolesX-User-Id などの偽装アイデンティティヘッダーを送ることで、権限昇格や他ユーザーへのなりすましを行える可能性があります(CWE-290)。当該ミドルウェアを使う全デプロイが影響を受けます。
  • 対応: 各系列の修正版(10.7.2 / 10.9.1 / 10.12.1 以降)へアップデートしてください。

CVE-2026-27606:Rollup のパストラバーサルによる任意ファイル書き込み

  • CVSSスコア: 9.8(Critical)
  • 影響製品: Rollup(2.80.0 / 3.30.0 / 4.59.0 未満)
  • 概要: 出力ファイル名のサニタイズ不備により、CLIの名前付き入力・手動チャンクエイリアス・悪意あるプラグインなどを通じて ../ を含む出力名を制御でき、ビルドプロセスの権限が及ぶ範囲でホスト上の任意ファイルを上書きできる不備です。設定ファイルの上書きを介した持続的なコード実行に至る可能性があります(CWE-22)。
  • 対応: Rollup 2.80.0 / 3.30.0 / 4.59.0 以降へアップデートしてください。

CVE-2026-39892:pyca/cryptography のバッファオーバーフロー

  • CVSSスコア: 9.8(Critical)
  • 影響製品: cryptography(45.0.0 以上 46.0.7 未満)
  • 概要: Hash.update() などPythonバッファを受け取るAPIに非連続バッファを渡した場合にバッファオーバーフローが発生し得る不備です(CWE-119)。Python暗号処理の基盤として非常に広く使われるパッケージのため、依存として組み込まれているケースも多く、影響範囲の確認を推奨します。
  • 対応: cryptography 46.0.7 以降へアップデートしてください。

CVE-2026-29063:Immutable.js のプロトタイプ汚染

  • CVSSスコア: 9.8(Critical)
  • 影響製品: Immutable.js(3.8.3 / 4.3.7 / 5.1.5 未満)
  • 概要: mergeDeep()mergeDeepWith()merge()Map.toJS()Map.toObject() を通じてプロトタイプ汚染が可能な不備です(CWE-1321)。汚染されたプロパティがアプリ全体の挙動に波及し、条件によっては深刻な影響につながる可能性があります。
  • 対応: Immutable.js 3.8.3 / 4.3.7 / 5.1.5 以降へアップデートしてください。

CVE-2026-28802 / CVE-2026-27962:Authlib のJWT署名検証バイパス

  • CVSSスコア: 9.8 / 9.1(Critical)
  • 影響製品: Authlib(1.6.7 未満/1.6.9 未満)
  • 概要: alg: none かつ空の署名を持つJWTが署名検証を通過してしまう不備(CVE-2026-28802)と、key=None 指定時に攻撃者制御下の jwk ヘッダーに埋め込まれた鍵で署名検証を行ってしまうJWKヘッダーインジェクション(CVE-2026-27962)です。いずれも未認証の攻撃者が任意のJWTを偽造して認証・認可を回避できる可能性があります(CWE-347)。
  • 対応: Authlib 1.6.9 以降へアップデートしてください(両不備を含む修正)。

CVE-2026-33815 / CVE-2026-33816:pgx/v5 のメモリ安全性の不備

  • CVSSスコア: 9.8(Critical)
  • 影響製品: github.com/jackc/pgx/v5(Go向けPostgreSQLドライバ)
  • 概要: Goで広く使われるPostgreSQLドライバ pgx/v5 におけるメモリ安全性の不備(境界外書き込み、CWE-787)です。詳細は限定的に開示されていますが、Red Hatが複数エラータで対応しており、多数のGoアプリケーションが依存するため影響確認を推奨します。
  • 対応: 各ディストリビューション/Goモジュールの修正版へアップデートしてください。

CVE-2026-33186:grpc-go の認可バイパス

  • CVSSスコア: 9.1(Critical)
  • 影響製品: gRPC-Go(1.79.3 未満)
  • 概要: HTTP/2の :path 疑似ヘッダーの入力検証が緩く、先頭スラッシュを省いた Service/Method 形式のリクエストがハンドラへルーティングされる一方、grpc/authz などパスベースの認可インターセプタが非正規化パスを評価するため、正規パス向けの「deny」ルールが照合されずポリシーを回避され得る不備です(CWE-285)。
  • 対応: gRPC-Go 1.79.3 以降へアップデートしてください。検証インターセプタの導入などによる緩和策も案内されています。

CVE-2026-33211 / CVE-2026-42880:Tekton・Argo CD の情報漏えい

  • CVSSスコア: 9.6(Critical)
  • 影響製品: Tekton Pipelines(git resolver)/Argo CD(3.2.11・3.3.9 未満)
  • 概要: Tekton Pipelines のgit resolverでは pathInRepo パラメータのパストラバーサルにより、ResolutionRequests を作成できるテナントがServiceAccountトークンを含む任意ファイルを読み取れる不備があります(CWE-22)。Argo CD ではServerSideDiffエンドポイントの認可・マスキング不備により、読み取り専用権限の利用者がKubernetes Secretの平文を抽出できる不備があります(CWE-200)。
  • 対応: Tekton は 1.0.1 / 1.3.3 / 1.6.1 / 1.9.2 / 1.10.2 以降、Argo CD は 3.2.11 / 3.3.9 以降へアップデートしてください。

CVE-2026-25896:fast-xml-parser のエンティティ処理によるXSS

  • CVSSスコア: 9.3(Critical)
  • 影響製品: fast-xml-parser(4.1.3 以上 5.3.5 未満)
  • 概要: DOCTYPEエンティティ名中のドット(.)がエンティティ置換時に正規表現のワイルドカードとして扱われ、組み込みXMLエンティティ(<, >, & 等)を任意値で上書きできる不備です。エンティティエンコードを回避し、パース結果を描画した際のXSSにつながる可能性があります(CWE-79)。
  • 対応: fast-xml-parser 5.3.5 以降へアップデートしてください。

このほかCriticalには、pyOpenSSLのバッファオーバーフロー CVE-2026-27459(9.8)、jsrsasignの秘密鍵復元 CVE-2026-4599(9.1)、PyroscopeのTencent COSシークレット漏えい CVE-2025-41118(9.1)、jsPDFのXSS CVE-2026-31938(9.6)が含まれます。Linux kernelでは usbip・ip6_tunnel・dlm・tcp などのメモリ破壊/競合が CVE-2026-31607 など複数(いずれも9.8)、Goの x/crypto/ssh 系では CVE-2026-39830 / CVE-2026-39832 / CVE-2026-42508(いずれも9.1)が掲載されています。Highでは、lodash _.template の任意コード実行 CVE-2026-4800(8.1)、protobufjsの生成コードインジェクション CVE-2026-44293(8.8)、OpenSSLのCMSスタックオーバーフロー CVE-2025-15467(8.8)、runcのコンテナエスケープ CVE-2024-21626(8.6)や、Microsoftの2024年6月分(MSMQ CVE-2024-30080 ほか)の再掲も混在します。公開日が古いものや再評価による再掲も多いため、自組織で利用しているソフトの該当有無を優先的に確認してください。

エコシステム別サマリー

OSVデータではnpmが8件、PyPIが2件更新されています。

  • npm: サプライチェーンの観点では、astro の特定バージョン(7.1.0)に悪意あるコードが混入したとする報告(MAL-2026-10726)が上がっています。正規のwithastroプロジェクトとは異なりタイポスクワット的な依存名(piccolore、obug など)を含むとされるため、該当バージョンを利用していないか確認してください。Angularでは引き続きXSS系の修正が集中しており、クライアントハイドレーションのDOM Clobbering(CVE-2026-54267)、名前空間付きscript要素のサニタイズ回避(CVE-2026-50557、CVE-2026-52725)、i18nのXSS(CVE-2026-27970)が複数系列で修正されています。ビルドツールViteでもWindows上での server.fs.deny 回避(CVE-2026-53571)が修正されました。
  • PyPI: Djangoの STARTTLS 失敗後の接続再利用(CVE-2026-7666)が5.2.15 / 6.0.6 で修正されています。オンパス攻撃者による平文傍受につながり得るため、該当系列の利用者はアップデートを検討してください。

JVN 日本語情報

本日のMyJVN(JVN iPedia)では、該当する脆弱性対策情報はありませんでした。国内向けの注意喚起は次回以降のデータ更新をご確認ください。

まとめ

本日はCriticalが37件と多く、特に開発現場で広く使われるライブラリ(Axios・Rollup・Immutable.js・pyca/cryptography・pgx・Authlib・grpc-go・fast-xml-parser)にCriticalが集中したのが特徴です。多くは公開日が古く再評価による再掲を含みますが、いずれもパッチが提供済みのため、まずは package-lock.json / requirements.txt / go.mod など依存定義を対象に、該当バージョンを使っていないかを棚卸しするのが効率的です。アプリ層ではAxiosのSSRFやAuthlibのJWT検証バイパスといった認証・境界に関わる不備が目立つため優先度を上げて確認し、基盤ではLinux kernelやOpenSSLの連続した修正をディストリビューションの更新で面的に取り込むことを推奨します。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
"This product uses the NVD API but is not endorsed or certified by the NVD."
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。