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【セキュリティ日報】Oracle CPUとFirefox 152でCritical多発、CVSS 9.9含む約300件

2026-06-19データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
Oracle WebLogic Server 認可バイパスによるサーバ乗っ取り
CVE-2026-35263
Oracle June 2026 CPU適用(WebLogic 14.1.2.0.0 / 15.1.1.0.0)
high対応必須
Oracle Identity Manager 認可バイパスによる乗っ取り
CVE-2026-35268
Oracle June 2026 CPU適用(OIM 12.2.1.4.0 / 14.1.2.1.0)
high対応必須
Firefox / Thunderbird WebGPU Use-after-free
CVE-2026-12293
Firefox 152 / Thunderbird 152以降へアップデート
high対応必須
Firefox DOM Workers サンドボックス脱出
CVE-2026-12294
Firefox 152 / ESR 140.12 / ESR 115.37以降へアップデート
high対応必須
Fortinet FortiSandbox パストラバーサル権限昇格
CVE-2026-39813
FortiSandbox 5.0.6以降または4.4.9以降へアップデート
high対応必須
Azure Stack Edge ネットワーク経由のコード実行
CVE-2026-47643
Microsoft Update Guideに従いパッチを適用
high対応必須
i18next-http-middleware プロトタイプ汚染
CVE-2026-48714
i18next-http-middleware 3.9.7以降へアップデート
high対応必須
Oracle PeopleSoft 認証バイパス
CVE-2026-35278
Oracle June 2026 CPU適用(PeopleSoft 8.61 / 8.62)
high対応必須
Oracle WebCenter Content 認証バイパス
CVE-2026-35286
Oracle June 2026 CPU適用(WebCenter Content 12.2.1.4.0 / 14.1.2.0.0)
high推奨
Vite server.fs.deny Windows Alternate Path迂回
CVE-2026-53571
Vite 8.0.16 / 7.3.5 / 6.4.3以降へアップデート
high推奨
Angular クライアントハイドレーション DOM操作・キャッシュポイズニング
CVE-2026-54267
@angular/core 22.0.1 / 21.2.17 / 20.3.25以降へアップデート
high推奨
MSI RadiX AX6600 OSコマンドインジェクション
CVE-2026-53876
ベンダーのセキュリティアドバイザリを確認しファームウェアを更新
CVEOracleFirefoxNuxtViteAngularFortinetnpm

本日はOracle June 2026 Critical Patch UpdateとFirefox 152のセキュリティアップデートが重複し、Critical(CVSS 9.0以上)だけで18件以上が公開・更新されました。npmエコシステムでもNuxt・Vite・Angularに複数の脆弱性修正が一斉公開されており、インフラ担当はOracleパッチ適用計画を、フロントエンドチームはnpmパッケージのアップデートを優先的に確認してください。

本日の概要

指標数値
新規・更新CVE約300件以上
Critical (9.0+)18件
High (7.0-8.9)50件以上
Medium (4.0-6.9)150件以上
影響エコシステムnpm, PyPI, Go, NuGet, Maven

Critical / High 脆弱性の詳細解説

CVE-2026-35263 — Oracle WebLogic Server 認可バイパス(CVSS 9.9)

項目内容
CVSSスコア9.9
ベクトルCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
CWECWE-284(不適切なアクセス制御)
影響バージョンOracle WebLogic Server 14.1.2.0.0、15.1.1.0.0

低権限ユーザーがHTTP経由でOracle WebLogic Serverにアクセスできる環境で、スコープ変更(S:C)を伴うサーバ完全侵害が可能な深刻な脆弱性です。Oracle Fusion MiddlewareのCoreコンポーネントが対象となります。

対策: Oracle June 2026 Critical Patch Updateの適用
参照: Oracle CPUアドバイザリ


CVE-2026-35268 — Oracle Identity Manager 認可バイパス(CVSS 9.9)

項目内容
CVSSスコア9.9
ベクトルCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
CWECWE-284(不適切なアクセス制御)
影響バージョンOracle Identity Manager 12.2.1.4.0、14.1.2.1.0

T3またはIIOPプロトコル経由でネットワークアクセス可能な低権限ユーザーが、Identity Managerを完全に侵害できる脆弱性です。スコープ変更(S:C)により、連鎖的な被害が想定されます。

対策: Oracle June 2026 Critical Patch Updateの適用
参照: Oracle CPUアドバイザリ


CVE-2026-12293 — Firefox / Thunderbird WebGPU Use-after-free(CVSS 9.8)

項目内容
CVSSスコア9.8
ベクトルCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
CWECWE-416(解放済みメモリの使用)
影響バージョンFirefox 151以前、Thunderbird 151以前

WebGPUコンポーネントにおけるuse-after-freeの脆弱性です。認証不要・ユーザー操作不要でリモートからの悪用が可能な構成であり、CVSSスコア9.8と非常に深刻度が高い評価になっています。

修正バージョン: Firefox 152、Thunderbird 152
参照: Mozilla Security Advisory mfsa2026-57


Firefox 152 追加セキュリティ修正(CVSS 9.6 × 4件以上)

Firefox 152では、CVE-2026-12293に加えて以下の深刻な脆弱性も修正されています。

CVE ID内容CVSS
CVE-2026-12294DOM Workers コンポーネントのサンドボックス脱出9.6
CVE-2026-12295DOM Navigation コンポーネントのサンドボックス脱出9.6
CVE-2026-12296セキュリティプロセスサンドボックスの脱出9.6
CVE-2026-12297ネットワーク境界条件不正によるサンドボックス脱出9.6
CVE-2026-12291Networking: HTTP コンポーネントのuse-after-free8.8

CVE-2026-12294はFirefox ESR 140.12、ESR 115.37も対象です。社内でFirefox ESRをポリシー適用している組織はESRの更新も忘れずに実施してください。


CVE-2026-39813 — Fortinet FortiSandbox パストラバーサル権限昇格(CVSS 9.8)

項目内容
CVSSスコア9.8
ベクトルCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
CWECWE-24(パストラバーサル)
影響バージョンFortiSandbox 5.0.0〜5.0.5、4.4.0〜4.4.8

細工されたHTTPリクエストによってパストラバーサルが成立し、権限昇格が可能な脆弱性です。認証不要・ネットワーク経由で悪用できる点が深刻です。セキュリティサンドボックス製品自体の脆弱性であるため、優先度を高めた対応を推奨します。

対策: FortiSandbox 5.0.6以降または4.4.9以降へアップデート
参照: FortiGuard PSIRT FG-IR-26-112


CVE-2026-47643 — Azure Stack Edge ネットワーク経由コード実行(CVSS 9.8)

項目内容
CVSSスコア9.8
ベクトルCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
CWECWE-73、CWE-610(外部制御によるファイルパス)

Azure Stack EdgeにおけるファイルパスへのExternal Control脆弱性で、未認証のままネットワーク経由でコード実行が可能です。Azure Stack Edgeを利用している環境では速やかにパッチ適用を検討してください。

対策: Microsoft Update Guideに従いパッチを適用
参照: Microsoft MSRC


CVE-2026-48714 — i18next-http-middleware プロトタイプ汚染(CVSS 9.1)

項目内容
CVSSスコア9.1
CWECWE-1321(プロトタイプ汚染)
影響バージョンi18next-http-middleware 3.9.6以前

missingKeyHandler__proto__.pollutedのようなドット区切りのキーを渡すことで、Object.prototypeへの書き込みが可能な脆弱性です。v3.9.3でリテラルのブロックは追加されていましたが、ドット区切りバリアントが未対策でした。i18next-fs-backend ≤ 2.6.5と組み合わせて使用している場合に直接悪用の可能性があり、設定値の改ざんやセキュリティチェックのバイパスなどの影響が想定されます。

修正バージョン: i18next-http-middleware 3.9.7
暫定対策: missingKeyHandlerを認証なしで外部公開しない、またはsaveMissing: falseに設定
参照: GHSA-f49m-vf83-692w


Oracle June 2026 CPU 追加のHigh〜Critical脆弱性

Oracle June 2026 Critical Patch Updateには上記以外にも多数の深刻な脆弱性が含まれています。

CVE ID製品CVSS概要
CVE-2026-35278Oracle PeopleSoft PT9.8未認証HTTPアクセスでシステム乗っ取り
CVE-2026-35286Oracle WebCenter Content9.8未認証HTTPアクセスでシステム乗っ取り
CVE-2026-35270Oracle WebCenter Content9.1高権限ユーザーによるスコープ変更を伴う侵害
CVE-2026-35259Oracle WebLogic Server8.8未認証HTTPSアクセスでシステム乗っ取り
CVE-2026-35265Oracle Identity Manager8.8低権限ユーザーによるシステム乗っ取り
CVE-2026-35267Oracle Identity Manager8.8低権限ユーザーによるシステム乗っ取り

Oracle Fusion Middlewareを運用している組織は、June 2026 CPU全体の適用計画を早急に立てることを推奨します。


その他のHigh脆弱性(抜粋)

CVE ID製品CVSS概要
CVE-2026-0147〜0164Android (Google Pixel)8.8複数のメモリ破壊によるリモートコード実行(ユーザー操作不要)
CVE-2026-44932openSUSE wicked (DHCP)8.8悪意あるDHCPサーバからのコマンドインジェクション
CVE-2026-9211Netgear CAX30/RAX30等8.8ローカルネットワークの未認証攻撃者がルーターを制御可能
CVE-2026-7273Zyxel GS1900-48HPv28.8LANからのスタックバッファオーバーフローでOSコマンド実行
CVE-2026-7387Mattermost8.8グループリンク権限を持つユーザーによるadmin権限昇格
CVE-2026-32193Azure Kubernetes Service8.8パストラバーサルによるローカルコード実行
CVE-2025-13590WSO2 (管理者向けREST API)9.1任意ファイルアップロードによるリモートコード実行

Android Pixel向けのセキュリティアップデート(2026-06-01パッチレベル)はメモリ破壊系の脆弱性が複数含まれており、モバイルVPN等の管理対象デバイスポリシーの適用状況を確認してください。

エコシステム別サマリー

npm — フロントエンドフレームワーク一斉セキュリティリリース

今週はnpmの主要フレームワークで一斉にセキュリティリリースが実施されました。

パッケージCVE内容修正バージョン
ViteCVE-2026-53571Windowsでserver.fs.denyをAlternate Pathで迂回可能8.0.16 / 7.3.5 / 6.4.3
NuxtCVE-2026-53722<NuxtLink>javascript:URLによるXSS4.4.7 / 3.21.7
AngularCVE-2026-54267クライアントハイドレーション時のDOM操作とレスポンスキャッシュ汚染22.0.1 / 21.2.17 / 20.3.25
AngularCVE-2026-50557テンプレートの名前空間サニタイズバイパスによるXSS21.2.15 / 20.3.22 / 19.2.22
AngularCVE-2026-52725動的コンポーネント生成時の名前空間バイパスXSS21.2.15 / 20.3.22 / 19.2.23
AstroCVE-2026-54298Spread Propsでの属性名エスケープ漏れによるXSS6.4.6
AstroCVE-2026-54299SSRエラーページ取得時のHostヘッダーSSRF6.4.6

Nuxtについては、このほか以下の脆弱性も Nuxt 3.21.7 / 4.4.7 に含まれます:

  • CVE-2026-53721: routeRulesのケースセンシティビティ不一致によるミドルウェアバイパス
  • GHSA-c9cv-mq2m-ppp3: navigateToのSSRオープンリダイレクトおよびクライアントスクリプト実行
  • GHSA-m3q2-p4fw-w38m: <NoScript>スロット内のXSS
  • GHSA-534h-c3cw-v3h9: Linuxのdev serverにおけるIPCソケット公開(同一ホストの別プロセスからアクセス可能)
  • CVE-2026-46342: /__nuxt_island/*エンドポイントのキャッシュポイズニング

NuxtまたはViteを利用している場合は、速やかに最新バージョンへの更新を検討してください。

PyPI — picklescan の複数バイパス修正

機械学習モデルのセキュリティスキャナーpicklescanに、ブロックリストを迂回して任意コードを実行可能なバイパス脆弱性が複数公開されました(CRITICAL: GHSA-7wx9-6375-f5wh、GHSA-vvpj-8cmc-gx39など)。

MLOpsパイプラインでpicklescanを利用している場合は、最新版(1.0.4以降)へのアップデートを推奨します。

Go

パッケージCVE内容修正バージョン
go-chi/chiCVE-2025-69725RedirectSlashesミドルウェアのオープンリダイレクトv5.2.4
mongo-go-driverCVE-2026-2303GSSAPIエラー処理のヒープ境界外読み取りv1.17.7 / v2.4.2

JVN 日本語情報

CVE-2026-53876 — MSI RadiX AX6600 OSコマンドインジェクション(CVSS 7.2)

MSI(Micro-Star International)が提供するゲーミングルーター「RadiX AX6600 WiFi 6 Tri-Band Gaming Router」にOSコマンドインジェクション脆弱性(CWE-78)が確認されました。三井物産セキュアディレクション株式会社の渋田和宏氏がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を実施しています。

ゲーミング向けルーターを法人環境やSOHOで使用しているケースでは、ファームウェアの更新状況を確認することを推奨します。

参照: JVNDB-2026-000087

CISA ICS Advisory(2026年6月16日公開)

CISAが制御システム向けアドバイザリ5件を公開しました。Rockwell Automation(FactoryTalk Analytics PavilionX、RSLinx)などのICS製品に影響する脆弱性情報が含まれています。産業用制御システムを管理している場合はCISA公式サイトで詳細を確認してください。

まとめ

本日はOracle June 2026 Critical Patch UpdateとFirefox 152のセキュリティアップデートが重複し、Critical(CVSS 9.0以上)だけで18件という規模の大きな日になりました。特にOracle WebLogicとIdentity ManagerのCVSS 9.9は、低権限ユーザーによるスコープ変更を伴う完全侵害が可能なため、Oracle Fusion Middlewareを運用している環境では最優先で適用計画を立てることを推奨します。

npmエコシステムでもNuxt・Vite・Angular・Astroに複数のセキュリティ修正が入りました。AngularのクライアントハイドレーションCVE(CVE-2026-54267)は機密性・完全性の両方にHigh影響があります。フロントエンドチームはパッケージのバージョンを確認し、必要に応じてアップデートを検討してください。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。