つみかさね

【セキュリティ日報】CVSSスコア9.8のPi-hole脆弱性ほか200件

2026-10-28データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
Pi-hole Admin Interface OSコマンドインジェクション
CVE-2026-33765
v6.0以降へアップデート
high対応必須
Fleet ソフトウェアインストーラのコマンドインジェクション
CVE-2026-34387
v4.81.1以降へアップデート
high対応必須
Spring AI SimpleVectorStoreのSpEL injection
CVE-2026-22738
1.0.5 / 1.1.4以降へアップデート
high対応必須
nanobot メール経由のプロンプトインジェクション
CVE-2026-33654
v0.1.6以降へアップデート
high対応必須
Next.js Image Optimization APIのRCE
CVE-2026-96889
15.5.28 / 16.4.1以降へアップデート
high対応必須
Next.js 'use cache'関数のRCE(CVE番号未割当)
GHSA-673q-mjm6-r5xr
v16.4.1以降へアップデート
high推奨
Group-Office SQLインジェクションによるアカウント乗っ取り
CVE-2026-33755
6.8.158 / 25.0.92 / 26.0.17以降へアップデート
high推奨
Undertow HTTPリクエストスマグリング
CVE-2026-28368
Red Hatエラータ(RHSA-2026:25125/25126)適用
high推奨
LibreChat SSRF保護のバイパス
CVE-2026-31943
v0.8.3以降へアップデート
CVENVD脆弱性Pi-holeNext.jsSpring AIOSSセキュリティ

本日は新規CVEが200件公開・更新され、うちCriticalが22件、Highが75件です。特にPi-hole管理画面とFleetのソフトウェアインストーラでroot/SYSTEM権限奪取につながるOSコマンドインジェクション(いずれもCVSS9.8)が見つかっており、早急な確認を推奨します。Next.jsの画像最適化APIやSpring AI、nanobotなど主要なOSS・AI関連フレームワークにも重大な脆弱性が報告されました。

本日の概要テーブル

指標数値
新規CVE200件(うちCVSS未評価7件)
Critical (9.0+)22件
High (7.0-8.9)75件
Medium (4.0-6.9)87件
影響エコシステムnpm(Next.js/Vite/Nuxt/Astro等), PyPI, Go, Java

Critical/High 脆弱性の詳細解説

CVE-2026-33765 — Pi-hole Admin Interface OSコマンドインジェクション

CVSS 9.8(Critical)。管理画面の設定保存処理(savesettings.php)がユーザー入力をサニタイズせずにシェルコマンドへ渡しており、sudo権限で実行されるコマンドに任意のコマンドを注入できます。v6.0で修正済みです。

CVE-2026-34387 — Fleet ソフトウェアインストーラのコマンドインジェクション

CVSS 9.8(Critical)。デバイス管理ソフトウェアFleetで、ソフトウェアのアンインストール処理に起因し、管理対象ホスト上でroot(macOS/Linux)またはSYSTEM(Windows)権限での任意コード実行が可能でした。4.81.1で修正。同時期にFleetでは複数のHigh脆弱性(CVE-2026-29180、CVE-2026-34386、CVE-2026-34385)も修正されています。

CVE-2026-22738 — Spring AI SpEL injection

CVSS 9.8(Critical)。SimpleVectorStoreのフィルタ式キーにユーザー入力をそのまま渡すAIアプリケーションで、SpEL経由の任意コード実行が可能です。1.0.5/1.1.4で修正。

CVE-2026-33654 — nanobot メール経由のプロンプトインジェクション

CVSS 9.8(Critical)。パーソナルAIエージェントnanobotが、監視対象メールアドレスへの受信メール本文を信頼済み入力として処理するため、ゼロクリックでLLM指示・システムツールを実行されうる状態でした。0.1.6で修正。

CVE-2026-96889 — Next.js Image Optimization API のRCE

CVSS 4.0ベクトルより推定9.3(Critical相当)。SVGファイルを処理するImage Optimization APIで、依存するsharpライブラリの脆弱性を介した未認証RCEが可能でした。15.5.28/16.4.1で修正(sharp 0.35.5以降が必要)。なお同時期に公開されたCVE番号未割当のRCE(use cache関数が型付き配列を返す場合に成立、GHSA-673q-mjm6-r5xr)もあり、App RouterでCache Componentsを使うNext.jsアプリは併せて更新を推奨します。

CVE-2026-33755 — Group-Office SQLインジェクションによるアカウント乗っ取り

CVSS 8.8(High)。JMAPのContact/queryエンドポイントで、基本的な権限しかない認証済みユーザーが他ユーザーのセッショントークンを含むデータを窃取でき、システム管理者を含む任意ユーザーへのなりすましが可能でした。6.8.158 / 25.0.92 / 26.0.17で修正。

CVE-2026-28368 — Undertow HTTPリクエストスマグリング

CVSS 8.7(High)。前段プロキシとUndertowでヘッダー名の解釈が異なり、リクエストスマグリングが成立します。関連するCVE-2026-28369(先頭スペース処理の不備)も同時に修正されました。Red Hatのエラータ(RHSA-2026:25125 / 25126)を適用してください。

CVE-2026-31943 — LibreChat SSRF保護のバイパス

CVSS 8.5(High)。IPv4-mapped IPv6アドレスの16進正規化表記をisPrivateIP()が検出できず、認証済みユーザーがクラウドのメタデータサービスなど内部リソースへアクセス可能でした。0.8.3で修正。

エコシステム別サマリー(OSV / npm)

本日はnpmエコシステムで17件の脆弱性が更新されました。主なものは以下の通りです。

  • Next.js: 画像最適化APIのRCE、use cache関数のRCE、Server ActionsのDoS、キャッシュ漏洩など計4件
  • Vite: server.fs.denyバイパスや?vite-wasm-instance経由の情報漏洩など計6件、関連するlaunch-editorで4件
  • Nuxt: ルートルールのケース/パーセントエンコーディング不整合、useHeadSafeの未サニタイズ出力など計4件
  • Astro: <script>/<style>内の未エスケープXSS、View Transitionsでのscript挿入など計2件

GHSAデータベースには監視対象パッケージ向けの既知アドバイザリが1,340件含まれますが、大半は過去に公開済みの脆弱性の再スキャン結果です。本日時点で目立った新規Criticalはnpm/PyPIの一部マイナーパッケージに限られ、上記npmのフレームワーク群ほどの影響度ではありませんでした。

JVN日本語情報

本日はMyJVNの日報データはありませんが、NVDデータの中にJVNへのリンクを含む日本向け脆弱性が複数含まれていました。BUFFALOのWi-Fiルーター製品に3件のOSコマンドインジェクション/コード実行(CVE-2026-27650、CVE-2026-32669、CVE-2026-33280、いずれもCVSS9.8)、NEC Aterm製品にパストラバーサルとOSコマンドインジェクション3件(CVE-2026-4619、CVE-2026-4620、CVE-2026-4622)が報告されています。いずれも家庭・小規模オフィス向けルーターが対象で、ファームウェアの提供状況をメーカーサイトで確認してください。

まとめ

本日はCriticalが22件と多めで、特にPi-holeとFleetのroot/SYSTEM権限奪取につながるコマンドインジェクションは影響範囲が広く、早めの確認を推奨します。AI関連ソフトウェア(Spring AI、nanobot、LibreChat)での脆弱性も目立ち、LLMを組み込んだアプリケーションの入力検証・SSRF対策の重要性が改めて浮き彫りになりました。自社で利用しているOSSが対象に含まれるか、まず上記リストと個別ページのskipIf条件を確認することをお勧めします。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
"This product uses the NVD API but is not endorsed or certified by the NVD."
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。