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【セキュリティ日報】Next.jsに12件の脆弱性、Gotenberg CVSS 10.0ほか 471件

2026-05-12データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
Gotenberg ExifTool インジェクション
CVE-2026-40281
v8.30.1以降のパッチを適用
high対応必須
ArgoCD ServerSideDiff Kubernetes Secret漏洩
CVE-2026-42880
v3.2.11またはv3.3.9へアップデート
high対応必須
GitHub Enterprise Server SSRF
CVE-2026-8034
各バージョンの最新パッチを適用
high推奨
Next.js WebSocket SSRF
CVE-2026-44578
v15.5.16 / v16.2.5へアップデート
high推奨
Next.js Middlewareバイパス(動的ルート)
CVE-2026-44574
v15.5.16 / v16.2.5へアップデート
high推奨
Next.js Middlewareバイパス(Turbopack)
CVE-2026-45109
v15.5.18 / v16.2.6へアップデート
high推奨
Next.js Middlewareバイパス(segment-prefetch)
CVE-2026-44575
v15.5.16 / v16.2.5へアップデート
high対応必須
Angular i18n XSS
CVE-2026-32635
v19.2.20以降へアップデート
high対応必須
Linux kernel ksmbd use-after-free
CVE-2026-43376
カーネルアップデートを適用
CVENext.jsGotenbergArgoCDGitHub EnterpriseLinux kernelAngular脆弱性

本日はNVDで471件のCVEが公開・更新され、うちCritical 27件と多めの1日です。最大の注目はNext.jsの一括セキュリティアップデート(12件)で、SSRF・Middlewareバイパス・DoSなど広範な修正が含まれます。また、GotenbergにCVSS 10.0の深刻な脆弱性が公開されています。

本日の概要

指標数値
新規・更新CVE(NVD)471件
Critical (9.0+)27件
High (7.0-8.9)102件
Medium (4.0-6.9)66件
Low (0-3.9)4件
影響エコシステムnpm, Maven, PyPI, Go, RubyGems

Critical / High 脆弱性の詳細解説

CVE-2026-40281 — Gotenberg ExifTool インジェクション(CVSS 10.0)

  • CVSSスコア: 10.0 (Critical)
  • CWE: CWE-88(引数インジェクション)
  • 影響: Gotenberg v8.30.1以前
  • 概要: Docker向けPDF生成APIであるGotenbergのメタデータ書き込みエンドポイントで、メタデータ値のサニタイズが不十分なため、ExifToolの疑似タグを注入できる脆弱性です。認証なしでコンテナ内の任意ファイルの上書き・移動・シンボリックリンク作成が可能になります。
  • 修正: v8.30.1以降のパッチ適用を推奨
  • 参考: NVD / GHSA-q7r4-hc83-hf2q

CVE-2026-42880 — ArgoCD ServerSideDiff による Kubernetes Secret 漏洩(CVSS 9.6)

  • CVSSスコア: 9.6 (Critical)
  • CWE: CWE-200, CWE-212(情報漏洩)
  • 影響: Argo CD v3.2.0〜3.2.10、v3.3.0〜3.3.8
  • 概要: ArgoCD の ServerSideDiff 機能に認可チェックとデータマスキングの欠落があり、Kubernetes Secret の内容を不正に取得できる脆弱性です。GitOps環境で秘密情報の漏洩につながります。
  • 修正: v3.2.11 または v3.3.9 へアップデート
  • 参考: NVD / GHSA-3v3m-wc6v-x4x3

CVE-2026-8034 — GitHub Enterprise Server SSRF(CVSS 9.8)

  • CVSSスコア: 9.8 (Critical)
  • CWE: CWE-918(SSRF)
  • 影響: GitHub Enterprise Server(複数バージョン)
  • 概要: Notebook Viewer のURLパーサー混乱を利用したSSRF脆弱性です。内部サービスへのアクセスが可能になります。
  • 修正: 3.16.18 / 3.17.15 / 3.18.9 / 3.19.6 / 3.20.2 へアップデート
  • 参考: NVD

Next.js 一括セキュリティアップデート(12件)

Next.js v15.5.16 / v15.5.18 / v16.2.5 / v16.2.6 で計12件の脆弱性が修正されました。App Router / Pages Router の両方に影響するものが含まれ、Next.js利用者は早急な確認を推奨します。

CVE-2026-44578 — WebSocket経由のSSRF(CVSS 8.6)

セルフホスト環境のNode.jsサーバーで、WebSocketアップグレードリクエストを悪用し内部サービスへのリクエストをプロキシさせる脆弱性です。Vercelホスティングは影響を受けません。修正: v15.5.16 / v16.2.5。

CVE-2026-44574 — 動的ルートパラメータによるMiddlewareバイパス(CVSS 8.1)

Middlewareに依存した認可チェックを、特殊なクエリパラメータで迂回できる脆弱性です。修正: v15.5.16 / v16.2.5。

CVE-2026-45109 — Turbopack環境でのMiddlewareバイパス(CVSS 7.5)

CVE-2026-44575の修正がTurbopack環境に適用されていなかった問題の追加修正です。修正: v15.5.18 / v16.2.6。

CVE-2026-44575 — segment-prefetchルート経由のMiddlewareバイパス(CVSS 7.5)

App Routerのセグメントプリフェッチ用ルートバリアントを利用して認可チェックを迂回できる脆弱性です。修正: v15.5.16 / v16.2.5。

CVE-2026-44573 — i18n利用時のMiddlewareバイパス(CVSS 7.5)

Pages Routerでi18n設定を使用している場合、locale未指定のデータルートでMiddlewareが実行されない脆弱性です。修正: v15.5.16 / v16.2.5。

CVE-2026-44579 — Cache Components利用時のDoS(CVSS 7.5)

Partial Prerenderingを使用するアプリケーションで、Server Actionへの不正なPOSTリクエストによりコネクション枯渇が発生する脆弱性です。修正: v15.5.16 / v16.2.5。

その他のNext.js脆弱性

  • CVE-2026-23870 — React Server Components のDoS(CVSS 7.5)
  • CVE-2026-44580 — beforeInteractiveスクリプトのXSS(CVSS 6.1)
  • CVE-2026-44577 — Image Optimization API のDoS(CVSS 5.9)
  • CVE-2026-44576 — RSCレスポンスのキャッシュポイズニング(CVSS 4.8)
  • CVE-2026-44581 — CSP nonce利用時のXSS(CVSS 4.7)
  • CVE-2026-44572 — Middleware/Proxy リダイレクトのキャッシュポイズニング(CVSS 3.7)

CVE-2026-32635 — Angular i18n属性バインディングのXSS(CVSS 9.0)

  • CVSSスコア: 9.0 (Critical)
  • 影響: @angular/core, @angular/compiler(v18以前)
  • 概要: i18n-<attribute> ディレクティブを使用するとAngularの組み込みサニタイズが迂回され、信頼できないデータと組み合わせた場合にXSSが成立する脆弱性です。
  • 修正: v19.2.20 / v20.3.18 / v21.2.4 / v22.0.0-next.3
  • 参考: NVD / GHSA-g93w-mfhg-p222

Linux kernel — ksmbd use-after-free / TCP-AO(CVSS 9.8)

Linux kernelの ksmbd(SMBサーバー)に複数のuse-after-free脆弱性(CVE-2026-43376、CVE-2026-43379)が修正されました。また、TCP-AO のMAC比較がタイミング攻撃に対して脆弱だった問題(CVE-2026-43384)も修正されています。ksmbd を有効にしている環境ではカーネルアップデートを推奨します。

エコシステム別サマリー

GHSAデータに基づくエコシステム別の脆弱性件数です。

エコシステム件数注目
npm70件Next.js 12件、Angular XSS、Astro XSS
Maven37件Spring Cloud Config 認可バイパス
PyPI24件Langflow コマンド実行
Go23件ArgoCD Secret漏洩、CloudNativePG権限昇格
RubyGems4件Active Record RCE(更新)
Packagist4件
NuGet2件
crates.io2件

npmエコシステムでは、Next.jsの大量修正に加え、Astro(CVE-2026-41067)の define:vars XSSやNestJS(CVE-2026-35515)のSSEインジェクションも確認されています。

JVN 日本語情報

MyJVNから本日4件の脆弱性情報が公開されました。

JVNDB-2026-000067 — くら寿司 公式アプリ 証明書検証不備(CVSS 7.4)

スマートフォンアプリ「くら寿司 公式アプリ」のプッシュ通知に関する通信で証明書検証が不十分な脆弱性です。中間者攻撃により通信内容が傍受される可能性があります。アプリの最新版へのアップデートを推奨します。

JVNDB-2026-000071 — GROWI パストラバーサル(CVSS 7.2)

Wikiツール「GROWI」にパストラバーサルの脆弱性が確認されました。GROWIを利用している組織は修正版への更新を検討してください。

その他のJVN情報

  • JVNDB-2026-000068 — Lhaz / Lhaz+ パストラバーサル(CVSS 3.3)
  • JVNDB-2026-000070 — libXpm 境界外読み取り(CVSS 3.3)

まとめ

本日はNext.jsの12件一括セキュリティ修正が最も影響の大きいトピックです。App Routerを使用しているプロジェクトでは、Middlewareバイパスやセルフホスト環境でのSSRFなど、認可に関わる深刻な問題が含まれるため、v15.5.18 / v16.2.6 への早期アップデートを推奨します。

また、GotenbergをDockerで利用している環境(CVSS 10.0)、ArgoCD v3系を運用しているKubernetes環境(CVSS 9.6)も優先的にパッチ適用を検討してください。Linux kernelの ksmbd 修正もSMBサーバーを運用している場合は確認が必要です。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
"This product uses the NVD API but is not endorsed or certified by the NVD."
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。