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【セキュリティ日報】Apache TomcatにCVSS9.8脆弱性、Next.jsも一括修正ほか多数

2026-05-16データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
Apache Tomcat 入力検証不備
CVE-2026-41293
v11.0.22 / v10.1.55 / v9.0.118以降へアップデート
high対応必須
Apache Tomcat HTTP メソッド制約の不正認可
CVE-2026-43515
v11.0.22 / v10.1.55 / v9.0.118以降へアップデート
high対応必須
Windows Netlogon スタックバッファオーバーフロー
CVE-2026-41089
2026年5月 Patch Tuesday を適用
high対応必須
Windows DNS ヒープバッファオーバーフロー
CVE-2026-41096
2026年5月 Patch Tuesday を適用
high対応必須
Firefox サンドボックスエスケープ
CVE-2026-8401
Firefox 150.0.3以降へアップデート
high対応必須
FortiSandbox 認証なしコード実行
CVE-2026-26083
FortiGuard アドバイザリのパッチを適用
high推奨
Next.js WebSocket SSRF
CVE-2026-44578
next v15.5.16 または v16.2.5以降へアップデート
high推奨
Next.js ダイナミックルート認証バイパス
CVE-2026-44574
next v15.5.16 または v16.2.5以降へアップデート
high対応必須
Linux kernel ksmbd use-after-free
CVE-2026-43376
kernel.org 安定版パッチを適用
CVEApache TomcatNext.jsLinux kernelWindowsFirefoxNVD

本日は Apache Tomcat に CVSS 9.8 の深刻な脆弱性が3件公開され、Tomcat 7〜11 系すべてが影響を受けます。同日に Windows Netlogon / DNS のリモートコード実行(CVSS 9.8)、Firefox サンドボックスエスケープ(CVSS 9.8)も報告されています。Next.js では 12 件の脆弱性が一括修正されており、セルフホスト運用者は早急な確認が推奨されます。

本日の概要

指標数値
新規 / 更新 CVE (NVD)60件以上
Critical (9.0+)30件以上
High (7.0–8.9)15件以上
Medium (4.0–6.9)10件程度
影響エコシステムnpm, PyPI, Go, Maven

Critical / High 脆弱性の詳細

CVE-2026-41293 — Apache Tomcat 入力検証不備

  • CVSSスコア: 9.8 (Critical)
  • 影響バージョン: Tomcat 9.0.0.M1〜9.0.117、10.1.0-M1〜10.1.54、11.0.0-M1〜11.0.21、10.0.0-M1〜10.0.27
  • 概要: リクエスト処理の入力検証に問題があり、特定条件下でリモートから不正操作が可能になる可能性があります。
  • 修正バージョン: 11.0.22、10.1.55、9.0.118 以降へアップデート
  • 参考: NVD / oss-security

CVE-2026-43515 — Apache Tomcat 不正認可(HTTP メソッド制約)

  • CVSSスコア: 9.1 (Critical)
  • 影響バージョン: Tomcat 7.0.0〜7.0.109、8.5.0〜8.5.100、9.0.0.M1〜9.0.117、10.1.0-M1〜10.1.54、11.0.0-M1〜11.0.21
  • 概要: 同一拡張子に対して複数の HTTP メソッド制約を設定している場合、認可チェックが意図通りに機能しない問題です。
  • 修正バージョン: 11.0.22、10.1.55、9.0.118 以降へアップデート
  • 参考: NVD

CVE-2026-41089 — Windows Netlogon スタックバッファオーバーフロー

  • CVSSスコア: 9.8 (Critical)
  • 影響対象: Microsoft Windows(要パッチ適用)
  • 概要: Netlogon サービスにスタックベースのバッファオーバーフローが存在し、未認証の攻撃者がネットワーク経由でコードを実行できます。
  • 修正: Microsoft 2026年5月 Patch Tuesday 適用
  • 参考: MSRC

CVE-2026-41096 — Windows DNS ヒープバッファオーバーフロー

  • CVSSスコア: 9.8 (Critical)
  • 影響対象: Microsoft Windows DNS サーバー
  • 概要: Windows DNS コンポーネントにヒープベースのバッファオーバーフローが存在し、ネットワーク経由でのリモートコード実行が可能です。DNS サーバーを公開している環境は優先度高で確認が推奨されます。
  • 修正: Microsoft 2026年5月 Patch Tuesday 適用
  • 参考: MSRC

CVE-2026-8401 — Firefox サンドボックスエスケープ

  • CVSSスコア: 9.8 (Critical)
  • 影響バージョン: Firefox 150.0.3 未満
  • 概要: Profile Backup コンポーネントにサンドボックスエスケープの脆弱性が存在します。Firefox 150.0.3 で修正済みです。
  • 修正バージョン: Firefox 150.0.3 以降へアップデート
  • 参考: Mozilla Advisory

CVE-2026-26083 — FortiSandbox 認証なしコード実行

  • CVSSスコア: 9.8 (Critical)
  • 影響バージョン: FortiSandbox 4.4.0〜4.4.8、5.0.0〜5.0.1、Cloud / PaaS 各バージョン
  • 概要: 認可制御の欠如により、未認証の攻撃者が HTTP リクエストで任意コードを実行できます。
  • 修正: FortiSandbox の最新パッチ適用
  • 参考: FortiGuard

CVE-2026-44578 — Next.js WebSocket SSRF(セルフホスト環境)

  • CVSSスコア: 8.6 (High) — CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:N/A:N
  • 影響バージョン: next < 15.5.16、next < 16.2.5
  • 概要: Node.js サーバーでのセルフホスト運用時、WebSocket アップグレードリクエストを細工することで SSRF が発生し、内部サービスやクラウドメタデータエンドポイントへのアクセスが可能になります。Vercel 上のデプロイは対象外です。
  • 修正バージョン: next 15.5.16 または 16.2.5 以降
  • 参考: GHSA-c4j6-fc7j-m34r

CVE-2026-44574 — Next.js ダイナミックルートパラメータ注入による認証バイパス

  • CVSSスコア: 8.1 (High) — CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
  • 影響バージョン: next < 15.5.16、next < 16.2.5
  • 概要: ミドルウェアで動的ルートを保護している場合、細工されたクエリパラメータでルートパラメータを改ざんし、ミドルウェアのチェックを回避できます。
  • 修正バージョン: next 15.5.16 または 16.2.5 以降
  • 参考: GHSA-492v-c6pp-mqqv

CVE-2026-43376 — Linux kernel ksmbd use-after-free

  • CVSSスコア: 9.8 (Critical)
  • 影響対象: Linux kernel(ksmbd モジュール使用時)
  • 概要: ksmbd の oplock_info 解放処理に use-after-free が存在し、解放済みメモリへのアクセスが発生する可能性があります。
  • 修正: kernel.org の安定版パッチを適用
  • 参考: kernel git

エコシステム別サマリー

npm(18件)

Next.js が今回の中心で、合計 12 件の CVE が一括修正されました(v15.5.16 / v16.2.5 / v15.5.18 / v16.2.6)。主な分類:

Svelte 5.55.7 でも 4 件修正:XSS(DOM clobbering、スプレッド属性 SSR)、SSR XSS(Promise 非整合)、ReDoS(<svelte:element>

Astro 6.1.10CVE-2026-45028 — サーバーアイランドの暗号化パラメータにクロスコンポーネントリプレイ攻撃

PyPI(3件)

Django に 3 件(5.2.14 / 6.0.5 で修正):

  • CVE-2026-5766:ASGI リクエストで FILE_UPLOAD_MAX_MEMORY_SIZE 制限バイパス
  • CVE-2026-35192SESSION_SAVE_EVERY_REQUEST=True 時のキャッシュページでセッション漏洩
  • CVE-2026-6907Vary: * レスポンスのキャッシュによるプライベートデータ漏洩

JVN 日本語情報

JVNDB-2026-000054 — Musetheque V4 情報公開 for IPKNOWLEDGE に複数の脆弱性

  • CVE: CVE-2026-24662(XSS)、CVE-2026-28761(CSRF)
  • CVSSスコア: 8.1 (High)
  • 影響製品: 富士通 Japan 株式会社提供の Musetheque V4 情報公開 for IPKNOWLEDGE
  • 詳細: JVN

JVNDB-2026-000074 — WPS Office 名前付きパイプへのアクセス制御不備

  • CVE: CVE-2018-6400
  • CVSSスコア: 7.8 (High)
  • 概要: WPS Office のサービスプログラムが使用する名前付きパイプに適切な ACL が設定されておらず、一般ユーザーからアクセス可能です。
  • 詳細: JVN

まとめ

本日は Apache Tomcat に CVSS 9.8〜9.1 の深刻な脆弱性が複数公開されました。Tomcat は 7.x から 11.x まで広い範囲が影響を受けており、修正バージョン(11.0.22 / 10.1.55 / 9.0.118)へのアップデートが推奨されます。Windows 環境では 5 月 Patch Tuesday で Netlogon と DNS の RCE が修正されており、Windows Update の適用確認が必要です。

Next.js 利用者(特にセルフホスト運用)は 12 件の CVE が一括修正された v15.5.16 / v16.2.5 への更新を確認してください。Turbopack 利用者は CVE-2026-45109 の対応が必要なため v15.5.18 以降が必要です。Django、Svelte、Astro も同様にパッチが出ているため、利用状況に応じて確認してください。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。