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【セキュリティ日報】HuggingFace transformers RCEほかCritical 43件 計200件

2026-06-06データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
HuggingFace transformers trust_remote_code 回避 RCE
CVE-2026-4372
pip install --upgrade transformers(5.3.0以降へ更新)
high対応必須
Ivanti vTM 管理パネル認証バイパス(CISA KEV)
CVE-2024-7593
22.2R1 または 22.7R2 へアップデート
high対応必須
node-tesseract-ocr OS コマンドインジェクション
CVE-2026-26832
ファイルパスの入力値検証を強化(修正バージョン未公開)
high対応必須
Django QuerySet _connector 引数経由 SQL injection(CVSS 9.1)
CVE-2025-64459
Django 4.2.26 / 5.1.14 / 5.2.8 以降へアップデート
high推奨
Firefox JIT エンジン型混同によるメモリ破壊
CVE-2026-8389
Firefox 150.0.3 以降へアップデート
high対応必須
Dover ProGauge MagLink LX 4 認証鍵ハードコード
CVE-2025-54807
CISA ICSA-25-261-07 のアドバイザリに従いファームウェア更新
high推奨
Linux カーネル netfilter use-after-free 権限昇格
CVE-2024-0193
ディストリビューション提供のカーネルアップデートを適用
high推奨
Python shutil.unpack_archive() Windows パストラバーサル
CVE-2026-3087
修正済みバージョンの Python へアップデート
CVENVDHuggingFaceDjangoFirefoxLinuxIvantiPython

本日の概況

2026年6月6日は、NVDで200件のCVEが公開・更新され、うちCriticalが43件と多めです。最も注目されるのは、HuggingFace transformers ライブラリ(v5.3.0未満全バージョン)に存在するRCE脆弱性(CVE-2026-4372)です。trust_remote_code の安全機能を回避して任意コードを実行できる点が特に深刻です。同日、Django の複数の SQL injection(CVE-2025-64459 CVSS 9.1含む)、Ivanti vTM の管理パネル認証バイパス(CVE-2024-7593 CVSS 9.8 CISA KEV登録済み)も確認されています。

本日の概要

指標数値
新規・更新CVE(NVD)200件
Critical(9.0+)43件
High(7.0-8.9)87件
Medium(4.0-6.9)62件
Low(0-3.9)1件
GHSA アドバイザリ901件
影響エコシステム(OSV)npm, PyPI

Critical / High 脆弱性 詳細

CVE-2026-4372 — HuggingFace transformers trust_remote_code 回避 RCE

  • CVSS スコア: スコア評価中(NVD)/ 深刻度: Critical(概要より)
  • CWE: CWE-502(信頼できないデータのデシリアライゼーション)、CWE-1066(不適切な属性の使用)
  • 影響バージョン: HuggingFace transformers v5.3.0 未満(全バージョン)
  • 概要: 悪意ある config.json ファイルに _attn_implementation_internal フィールドを設定すると、標準的な AutoModelForCausalLM.from_pretrained() API 呼び出しの際に、攻撃者が管理する HuggingFace Hub リポジトリから任意の Python コードがダウンロード・実行されます。trust_remote_code=False(デフォルト設定)を設定していても本脆弱性は回避できず、通常の使用パターンで悪用可能な点が特に深刻です。
  • 修正バージョン: transformers 5.3.0 以降
  • 対策: pip install --upgrade transformers でアップデート。信頼できないソースからのモデル読み込みを避けることも有効です。
  • 参考: NVD / HuggingFace commit

CVE-2024-7593 — Ivanti vTM 管理パネル認証バイパス ※CISA KEV 登録

  • CVSS スコア: 9.8(CRITICAL)
  • CWE: CWE-287(認証不備)、CWE-303(認証アルゴリズムの不正な実装)
  • 影響バージョン: Ivanti Virtual Traffic Manager(vTM)22.2R1 および 22.7R2 以外の全バージョン
  • 概要: 認証アルゴリズムの実装不備により、未認証のリモート攻撃者が管理パネルの認証をバイパスできます。CISA KEV(既知の悪用された脆弱性カタログ)に登録済みであり、実際の悪用が確認されています。
  • 修正バージョン: 22.2R1 または 22.7R2 へアップデート
  • 参考: Ivanti セキュリティアドバイザリ / CISA KEV / NVD

CVE-2026-26832 — node-tesseract-ocr OS コマンドインジェクション

  • CVSS スコア: 9.8(CRITICAL)
  • CWE: CWE-78(OSコマンドインジェクション)
  • 影響バージョン: node-tesseract-ocr 2.2.1 以前(全バージョン)
  • 概要: recognize() 関数の file パラメーターがサニタイズされずに child_process.exec() に渡されます。ファイルパスを外部から制御できる環境では、任意の OS コマンドが実行可能です。
  • 修正: 修正バージョンは現時点で未公開。ファイルパスの入力値を厳密に検証し、信頼できないパスを渡さないよう実装を見直してください。
  • 参考: NVD / GitHubリポジトリ

Django SQL injection — 複数の CVE(PyPI)

Django に複数の SQL injection 脆弱性が公開されています。特に注目すべき2件です。

CVE-2025-64459QuerySet / Q オブジェクト _connector 引数経由の SQL injection

  • CVSS スコア: 9.1(CRITICAL)CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
  • 影響バージョン: Django 4.2 系 < 4.2.26、5.1 系 < 5.1.14、5.2 系 < 5.2.8
  • 概要: QuerySet.filter()QuerySet.exclude()QuerySet.get()Q() クラスが、辞書展開を用いた細工された辞書を _connector 引数に渡した場合に SQL injection を許します。認証なしでもデータベースの機密情報への不正アクセスやデータ改ざんが可能です。
  • 修正: 4.2.26 / 5.1.14 / 5.2.8 以降へアップデート
  • 参考: GHSA-frmv-pr5f-9mcr / NVD

CVE-2026-1207 — RasterField バンドインデックス経由の SQL injection(PostGIS)

  • CVSS スコア: CVSS v4.0 評価中 AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H
  • 影響バージョン: Django 4.2 系 < 4.2.28、5.2 系 < 5.2.11
  • 概要: PostGIS バックエンド使用時、RasterField のラスタールックアップにおいてバンドインデックスパラメーターを通じた SQL injection が可能です。PostGIS を使用している Django 環境で影響があります。
  • 修正: 4.2.28 / 5.2.11 以降へアップデート
  • 参考: GHSA-mwm9-4648-f68q / NVD

CVE-2026-8389 — Firefox JIT エンジン型混同によるメモリ破壊

  • CVSS スコア: 8.8(HIGH)
  • CWE: CWE-119(バッファ操作の制限不備)、CWE-843(型混同)
  • 影響バージョン: Firefox 150.0.3 未満
  • 概要: JavaScript エンジンの JIT コンパイラーにおける型混同(type confusion)によってメモリ破壊が発生する可能性があります。細工されたウェブページを閲覧することで、攻撃者がブラウザのコンテキストで任意コードを実行できる可能性があります。
  • 修正バージョン: Firefox 150.0.3 以降
  • 参考: Mozilla セキュリティアドバイザリ mfsa2026-45 / NVD

  • CVSS スコア: 9.8(CRITICAL)
  • CWE: CWE-321(ハードコードされた暗号鍵)
  • 影響バージョン: ProGauge MagLink LX 4(CISA ICS アドバイザリ対象バージョン)
  • 概要: 燃料管理システムの認証トークンを検証するための秘密鍵がファームウェアにハードコードされています。署名鍵を取得した攻撃者は認証をバイパスし、システムへの完全なアクセスが可能となります。ICSコンポーネントのため、ガソリンスタンドや給油施設への影響が懸念されます。
  • 対策: CISA ICS アドバイザリ ICSA-25-261-07 を参照し、ベンダー提供のファームウェアアップデートを適用してください。
  • 参考: CISA ICSA-25-261-07 / NVD

CVE-2024-0193 / CVE-2026-43084 — Linux カーネル netfilter 脆弱性

Linux カーネルの netfilter サブシステムに2件の脆弱性が更新されています。

CVECVSS概要
CVE-2024-01937.8netfilter pipapo セット削除時の use-after-free → CAP_NET_ADMIN 権限を持つローカルユーザーによる権限昇格
CVE-2026-430847.8nfnetlink_queue グローバルハッシュテーブル共有による KASAN slab-use-after-free クラッシュ
  • 対策: ディストリビューション提供のカーネルアップデートを適用してください(RHEL: 各 RHSA 参照)。

CVE-2026-3087 — Python shutil.unpack_archive() Windows パストラバーサル

  • CVSS スコア: 7.5(HIGH)
  • CWE: CWE-22(パストラバーサル)
  • 影響バージョン: Python(特定のパッチ未適用バージョン)、Windows 環境のみ
  • 概要: shutil.unpack_archive() に絶対 Windows パス(C:\... 形式)を含む ZIP アーカイブを渡すと、展開先ディレクトリ外にファイルが抽出されます。Linux/macOS では発生しない Windows 固有の問題です。
  • 修正: CPython コミット を参照し、修正済みバージョンへアップデートしてください。
  • 参考: NVD

エコシステム別サマリー

PyPI(Django 複数の脆弱性)

本日は Django 関連の脆弱性が集中しています。各系列への対応は以下の通りです。

CVE深刻度概要修正バージョン
CVE-2025-64459Critical (9.1)_connector 経由の SQL injection4.2.26 / 5.1.14 / 5.2.8
CVE-2026-1207Critical (CVSSv4)RasterField/PostGIS SQL injection4.2.28 / 5.2.11
CVE-2026-1312Mediumorder_by() カラムエイリアス SQL injection4.2.28 / 5.2.11
CVE-2025-57833HighFilteredRelation カラムエイリアス SQL injection4.2.24 / 5.1.12 / 5.2.6
CVE-2025-59681HighMySQL/MariaDB カラムエイリアス SQL injection4.2.25 / 5.1.13 / 5.2.7
CVE-2025-64458High (7.5)Windows 環境 HttpResponseRedirect DoS4.2.26 / 5.1.14 / 5.2.8

Django 4.2 / 5.1 / 5.2 系を利用している環境では、上記の修正バージョンへのアップデートを推奨します。

npm

  • CVE-2026-26832node-tesseract-ocr 2.2.1以下(Critical)
    OSコマンドインジェクション。修正バージョン未公開のため、ユーザー入力をファイルパスに使用しないよう実装を見直してください。

  • CVE-2024-52011launch-editor / vite(High)
    Windows でのコマンドインジェクション。launch-editor 2.9.0 / vite 5.4.9 以降で修正済みです。

GitHub Advisory(GHSA)注目アドバイザリ

本日の GHSA では901件のアドバイザリが更新されており、Critical が82件含まれます。注目度の高いものを抜粋します。

GHSA ID深刻度概要
GHSA-66h8-3g48-6hx8CRITICALApache Airflow Providers Edge3:内部 API 経由の Web サーバーコンテキスト RCE
GHSA-5882-5rx9-xgxpCRITICALCrawl4AI:Docker API の Hooks パラメーター経由 RCE
GHSA-29wv-cv7p-xjc2CRITICALGlassFish ガジェットハンドラー経由 RCE
GHSA-96v6-hq43-x9h4CRITICALGlassFish 管理コンソール経由 RCE
GHSA-jmrh-xmgh-x9j4CRITICALchangedetection.io:デコレーター順序問題による認証バイパス
GHSA-jpvj-wpmj-h7rvCRITICAL@cap-js/openapi 経由のサプライチェーン侵害
GHSA-9cfw-f3f9-7mm7CRITICALAPScheduler JSONSerializer/CBORSerializer RCE

JVN 日本語情報

  • 深刻度: Medium(CVSS 6.7)
  • CWE: CWE-319(重要情報の平文送信)
  • 概要: TP-Link Systems が提供する複数の製品において、重要情報が平文で送信される脆弱性が存在します。IPA への報告・JPCERT/CC との調整により公開されました(報告者: 合同会社エルプラス eyegrep 氏、izurina 氏)。
  • 参考: JVNDB-2026-000082

JVNDB-2026-018267 — Securly Chrome Extension 複数の脆弱性

  • 深刻度: CVSS 未評価(CERT/CC VU#595768)
  • 概要: Securly Chrome Extension に弱い暗号化とアクセス制御に関する複数の脆弱性が存在すると、CERT/CC が報告しています。
  • 参考: JVNDB-2026-018267

まとめ

本日の最重要事項は3点です。

  1. HuggingFace transformers の RCECVE-2026-4372)は、trust_remote_code=False という一般的なセキュリティ設定を回避して任意コードを実行できる点が特に深刻です。AI/MLワークロードで transformers を利用しているすべての環境で 5.3.0 以降への更新を推奨します。

  2. Django の SQL injectionCVE-2025-64459 CVSS 9.1ほか複数)は、広く使われている ORM の標準的な使用パターンに影響します。Django 4.2 / 5.1 / 5.2 系を利用している場合は各系列の最新パッチバージョンへの更新を確認してください。

  3. Ivanti vTM の認証バイパスCVE-2024-7593 CVSS 9.8)は CISA KEV に登録されており、実際の悪用が確認されています。該当製品を利用している場合は22.2R1または22.7R2への更新を優先してください。

Firefox ユーザーは 150.0.3 以降へのアップデートにより JIT 脆弱性(CVE-2026-8389 CVSS 8.8)に対応できます。Linux カーネル環境ではディストリビューション提供のアップデートで netfilter の2件に対応できます。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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