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【セキュリティ日報】Kestraに未認証RCE(CVSS10.0)ほか367件

2026-10-26データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
Kestraの認証バイパスによる未認証RCE
CVE-2026-49869
1.0.45 または 1.3.21 以降へアップデート
high対応必須
Kestraの認証バイパスによるDockerホスト侵害
CVE-2026-53576
1.0.45 または 1.3.21 以降へアップデート
high対応必須
Google Chromeのサンドボックスエスケープ
CVE-2026-13782
Chromeを150.0.7871.47以降に更新
high対応必須
Next.jsのuse cache関数からの未認証RCE
GHSA-673q-mjm6-r5xr
next 16.4.1以降へアップデート
high対応必須
Next.jsのImage Optimization APIでのRCE
GHSA-2464-fhr4-w9xw
next 15.5.28 または 16.4.1以降へアップデート
high対応必須
Snipe-ItのGoogle SSO認証バイパス
CVE-2026-116199
8.6.3以降へアップデート
high対応必須
parse-serverの認証バイパス
CVE-2026-116163
9.10.5-alpha.2以降へアップデート
high対応必須
OpenProjectの固定SECRET_KEY_BASEによるデシリアライズ
CVE-2026-46386
最新Dockerイメージへ更新しSECRET_KEY_BASEを独自値に設定
high対応必須
Gitea act_runnerのコンテナ権限昇格
CVE-2026-58053
アドバイザリ記載の修正版へ更新、container.optionsの許可を制限
high対応必須
GenshiテンプレートエンジンのSSTI
CVE-2026-0685
最新版への切り替えまたはテンプレート入力のサニタイズ
CVENVD脆弱性KestraNext.jsOpenProjectChromenpm

本日はNVD/OSV/GHSAの3ソース合計で367件の脆弱性情報があり、うちCriticalが33件、Highが124件です。最も深刻なのはワークフロー基盤KestraのCVSSスコア10.0の認証バイパス(未認証RCE、CISAの実被害確認済みリストにも掲載)で、早急な対応が推奨されます。Next.jsにも未認証RCEが2件報告されており、該当するアプリケーションは優先的に確認してください。

本日の概要テーブル

指標数値
新規・更新CVE367件
Critical (9.0+)33件
High (7.0-8.9)124件
Medium (4.0-6.9)152件
Low/その他58件
影響エコシステムnpm(Next.js, Nuxt, Astro, Vite ほか)

Critical/High 脆弱性の詳細解説

CVE-2026-49869: Kestraの認証バイパスによる未認証RCE

CVSSスコア10.0(Critical)。Kestra OSSの認証フィルタは、リクエストパスの末尾が /configs かどうかだけを見て公開エンドポイントと判定していました。この判定が末尾一致のみだったため、末尾が /configs であればどのAPIパスでも認証なしで通過してしまいます。未認証の攻撃者がワークフローを作成・実行できてしまい、Kestraはデフォルトでスクリプト実行プラグインが有効なため、worker コンテナ内でrootとして任意コード実行が可能になります。CISAの実際に悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)にも掲載されています。1.0.45 および 1.3.21 で修正済みです。 NVD / GHSA

CVE-2026-53576: Kestraの同種バイパスによるDockerホスト侵害

CVSSスコア10.0(Critical)。REST APIの認証フィルタでも同じ /configs サフィックス一致の問題があり、未認証の呼び出し元がフローの作成・実行エンドポイントに到達できます。公式の docker-compose.yml が /var/run/docker.sock をマウントしているため、コンテナ内でroot権限を得た攻撃者はホストのDockerデーモンにも到達できます。1.0.45 および 1.3.21 で修正済みです。 GHSA

CVE-2026-13782: Google Chromeのサンドボックスエスケープ

CVSSスコア10.0(Critical)。Browserコンポーネントのuse-after-freeにより、レンダラープロセスを侵害済みの攻撃者がサンドボックスエスケープを行える可能性があります。150.0.7871.47 より前のバージョンが対象です。同時期にANGLE・Skia・Dawn・GPU・Viewsなど複数コンポーネントでHigh〜Criticalの脆弱性が修正されています。 参考

Next.js: use cache 関数からの未認証RCE

複数の型付き配列を返す use cache 関数を持つApp Router(Cache Component有効時)のアプリケーションが対象。既知の回避策はなく、該当する関数がなくても予防的なアップデートが推奨されています。next 16.4.1 で修正済みです。 GHSA-673q-mjm6-r5xr

Next.js: Image Optimization APIでのSVG処理によるRCE

画像最適化で利用する依存ライブラリ(sharp)のメモリ関連の問題に起因し、glibc系Linux上で動作するNext.jsでRCEに繋がる可能性があります。next 15.5.28 または 16.4.1 で修正済み(sharpは0.35.5以降が同梱されます)。 GHSA-2464-fhr4-w9xw

CVE-2026-116199: Snipe-ItのGoogle SSO認証バイパス

Critical判定。Google SSOのコールバック処理に起因する認証バイパスです。8.6.3で修正されています。 GHSA

CVE-2026-116163: parse-serverの認証バイパス

Critical判定。authAdapterのサブクラスを利用した認証バイパスです。9.10.5-alpha.2で修正されています。 GHSA

CVE-2026-46386: OpenProjectの固定SECRET_KEY_BASEによるデシリアライズ

CVSSスコア9.9(Critical)。公式Dockerイメージが SECRET_KEY_BASE=OVERWRITE_ME という固定値を既定で出荷しており、cookieのシリアライズ方式がMarshalであるため、ログイン済みユーザーなら決定的なデシリアライズ経路が成立します。GHSAには明確な修正バージョン番号の記載がないため、公式Dockerイメージを最新化し、SECRET_KEY_BASE を必ず独自の値に差し替えているか確認してください。 GHSA

CVE-2026-58053: Gitea act_runnerのコンテナ権限昇格

CVSSスコア9.9(Critical)。Dockerバックエンドで container.options の文字列をそのままHostConfigに反映しており、privileged: false を指定してもPrivilegedフラグのみが無効化され、--pid=host や --cap-add などは素通りします。ワークフローを実行できるユーザーがホストへエスケープできる可能性があります。公式の修正版番号はアドバイザリで確認してください。 参考

CVE-2026-0685: Genshiテンプレートエンジンのサーバーサイドテンプレートインジェクション

CVSSスコア9.8(Critical)。式評価コンポーネントにSSTIがあり、クラフトされたテンプレート式でRCEに繋がります。対象はバージョン0.7.9。アドバイザリに明確な修正版番号の記載がないため、使用中のアプリケーションは最新版への切り替えやテンプレート入力のサニタイズを検討してください。 参考

エコシステム別サマリー

npm(OSV, 16件)

  • Next.js(4件): 前述の未認証RCE 2件に加え、Server ActionsのDoS、use cache のキャッシュキー漏れ。next 16.4.1 / 15.5.28への更新で解消。
  • Nuxt / @nuxt/nitro-server(4件): 大文字小文字違いやパーセントエンコードでルートルール・ミドルウェアを回避できる問題群、サーバーアイランドでの useHeadSafe 未サニタイズ。4.6.2等で修正。
  • Astro(2件): JSX/MDXの<script>/<style>内でのXSS(High)、View TransitionsでのCSS injection。7.3.2/7.3.3で修正。
  • Vite / vite-plus(4件): カスタムミドルウェア経由のクロスオリジンスクリプト実行、server.fs 設定外のファイル内容露出2件。8.x系で修正。
  • launch-editor(3件、いずれもWindows関連): fs.existsSync() の存在チェック回避、エディタCLIフラグの誤解釈によるコマンド実行、% エスケープ漏れ。2.14.2で修正。

GHSA掲載の主なソフトウェア(本日分、131件)

  • vllm: DoS・SSRF系が6件(High中心)。0.24.0/0.29.0/0.31.0等で順次修正。
  • rclone: パストラバーサル・認証バイパス・認証情報漏洩系が6件(High中心)。1.75.2で修正。
  • YesWiki: SQLi・XSS・CSRF・SSRFが5件(High中心)。4.7.0で修正。
  • siyuan: パストラバーサル・平文通信関連が3件(High中心)。3.8.7で修正。
  • ImageMagick: メモリリーク・ポリシーバイパス系が多数(Low〜Moderate中心)。6.9.13-58 / 7.1.2-33系で順次修正。

JVN 日本語情報

本日はJVNの日本語データはありません。

まとめ

本日はKestraの未認証RCE(CVSSスコア10.0、CISA KEV掲載)が最も深刻で、該当プラットフォームを運用している場合は最優先の確認・パッチ適用を推奨します。あわせてNext.jsの未認証RCE2件は多くのプロダクトに影響する可能性があるため、App RouterやImage Optimizationを使っているチームは早めのバージョン確認をおすすめします。全体件数は多めですが、Critical/Highの大半は特定のOSS(Kestra、OpenProject、Gitea、Chromeほか)に集中しており、該当ソフトウェアの利用有無をまず確認するのが効率的です。

データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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