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【セキュリティ日報】NEC AtermにCVSS 9.8の複数脆弱性、Django一斉修正ほか 495件

2026-04-21データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
NEC Aterm パストラバーサル
CVE-2026-4619
NECセキュリティ情報を確認しファームウェア更新
high対応必須
NEC Aterm OSコマンドインジェクション
CVE-2026-4620
NECセキュリティ情報を確認しファームウェア更新
high対応必須
Movable Type SQLインジェクション
CVE-2026-33088
MT 9.07以降へアップデート
high推奨
FreeBSD RPCSEC_GSS スタックオーバーフロー
CVE-2026-4747
FreeBSD Security Advisory SA-26:08に従いパッチ適用
high推奨
Go crypto/x509 証明書検証バイパス
CVE-2026-33810
Goランタイムのアップデート
high対応必須
Django FilteredRelation SQLインジェクション
CVE-2026-1287
Django 6.0.2 / 5.2.11 / 4.2.28へアップデート
high推奨
Django ASGIヘッダースプーフィング
CVE-2026-3902
Django 6.0.4 / 5.2.13 / 4.2.30へアップデート
high推奨
SKYSEA Client View ファイルアクセス権設定不備
CVE-2026-39454
ベンダーの修正情報を確認
CVENVD脆弱性NEC AtermDjangoGoMovable TypeSKYSEA

NVDで495件のCVEが公開・更新されました(うちCVSSスコア付き200件)。Critical 14件のうち、NEC Atermシリーズのパストラバーサル・コマンドインジェクション(CVSS 9.8 × 3件)とMovable TypeのSQLインジェクション(CVSS 9.8)が国内環境への影響度が高く、早急な確認を推奨します。OSVではDjangoのセキュリティ修正が12件まとめて反映されています。

本日の概要

ソース更新件数CriticalHighMediumLow/None
NVD495件14件73件103件10件
OSV14件3件7件2件2件
GHSA184件11件56件106件11件
MyJVN1件0件1件0件0件

※ NVD 495件のうち295件は分析待ち(CVSSスコア未付与)

Critical / High 脆弱性の詳細

NEC Aterm シリーズ — パストラバーサル・コマンドインジェクション 3件(CVSS 9.8)

NEC Platforms製のAtermシリーズルーターに、ネットワーク経由で悪用可能な3件のCritical脆弱性が報告されています。いずれもCVSS 9.8で、認証なしにリモートから攻撃可能です。

CVE概要CWE
CVE-2026-4619パストラバーサルによる任意ファイル書き込みCWE-22
CVE-2026-4620OSコマンドインジェクションCWE-78
CVE-2026-4622OSコマンドインジェクション(別エンドポイント)CWE-78

Atermシリーズは家庭・SOHO向けルーターとして国内で広く利用されています。NECが公開しているセキュリティ情報を確認し、ファームウェアの更新を推奨します。

CVE-2026-33088 — Movable Type SQLインジェクション(CVSS 9.8)

Six Apart製CMS「Movable Type」にSQLインジェクションの脆弱性があり、任意のSQL文の実行が可能です。国内で広く利用されているCMSであり、影響範囲が大きい可能性があります。

CVE-2026-4747 — FreeBSD RPCSEC_GSS スタックオーバーフロー(CVSS 8.8)

FreeBSDのkgssapi.koにおけるRPCSEC_GSS実装にスタックオーバーフローの脆弱性が存在します。認証不要でパケット送信が可能な攻撃者により、カーネル内でのリモートコード実行が可能です。NFSサーバーを公開している環境では特に注意が必要です。

  • CVSS: 8.8(High)
  • CWE: CWE-121(スタックベースバッファオーバーフロー)
  • 参照: FreeBSD Security Advisory

CVE-2026-33810 — Go crypto/x509 証明書検証バイパス(CVSS 8.2)

Goの crypto/x509 パッケージにおいて、DNS名前制約の検証にバイパスが可能な脆弱性があります。ワイルドカードDNS SANの大文字・小文字が制約と異なる場合に、excluded DNS constraintが正しく適用されません。信頼されたCAから発行された証明書チェーンの検証時にのみ影響します。

Go製のサービスでTLS証明書検証を行っている場合は、ランタイムのアップデートを検討してください。

PraisonAI — 複数のCritical脆弱性(CVSS 9.1〜9.8)

AIマルチエージェントフレームワーク「PraisonAI」に、ワークフローYAMLを介した任意コード実行やSQLインジェクションなど、4件のCritical脆弱性が報告されています。

CVE概要CVSS
CVE-2026-40288ワークフローYAML経由の任意コード実行9.8
CVE-2026-40315SQLiteConversationStoreのSQLインジェクション9.8
CVE-2026-40289ブラウザブリッジのセッションハイジャック9.1
CVE-2026-40313GitHub Actions認証情報漏洩9.1

いずれもPraisonAI 4.5.139以前が対象で、4.5.139〜4.5.140で修正されています。

Django セキュリティ一斉修正 — 12件

OSVデータにDjangoのセキュリティ修正が12件反映されています。SQLインジェクション関連が最も深刻で、DoS・ヘッダースプーフィング・権限昇格まで幅広い修正が含まれます。

SQLインジェクション(Critical / High)

CVE概要修正バージョン
CVE-2026-1287FilteredRelationのカラムエイリアス経由6.0.2 / 5.2.11 / 4.2.28
CVE-2026-1207RasterField(PostGIS)のバンドインデックス経由6.0.2 / 5.2.11 / 4.2.28
CVE-2025-64459QuerySet._connector経由5.2.8 / 5.1.14 / 4.2.26
CVE-2025-59681カラムエイリアス経由(MySQL/MariaDB)5.2.7 / 5.1.13 / 4.2.25
CVE-2025-57833FilteredRelationカラムエイリアス経由5.2.6 / 5.1.12 / 4.2.24

DoS / ヘッダースプーフィング(High)

CVE概要修正バージョン
CVE-2026-33034ASGI Content-Length不正によるメモリ消費6.0.4 / 5.2.13 / 4.2.30
CVE-2026-3902ASGIヘッダースプーフィング6.0.4 / 5.2.13 / 4.2.30
CVE-2026-25673URLField.to_python()のDoS(Windows)6.0.3 / 5.2.12 / 4.2.29
CVE-2025-64458HttpResponseRedirectのDoS(Windows)5.2.8 / 5.1.14 / 4.2.26
CVE-2026-33033MultiPartParserのDoS6.0.4 / 5.2.13 / 4.2.30

Django利用者は、使用バージョンに対応する最新のセキュリティリリースへのアップデートを推奨します。最新の修正バージョンは Django 6.0.4 / 5.2.13 / 4.2.30 です。

エコシステム別サマリー

OSVデータでは以下のエコシステムに脆弱性が報告されています。

エコシステム件数主な対象
PyPI21件Django(12件のセキュリティ修正)
npm2件Next.js DoS、NestJS SSEインジェクション

Next.js(GHSA-q4gf-8mx6-v5v3): App Router使用時にServer Componentsへの特殊なHTTPリクエストでDoSが可能。15.5.15 / 16.2.3で修正済み。

NestJS(CVE-2026-35515): @nestjs/coreSseStream._transform() でSSEプロトコルへのインジェクションが可能。11.1.18で修正済み。

GHSAではPodmanのsymlink traversal(CVE-2025-9566、Go)やPHPUnitの引数インジェクション(GHSA-qrr6-mg7r-m243、Packagist)も注目です。

JVN 日本語情報

JVNDB-2026-000051 — SKYSEA Client View 不適切なファイルアクセス権設定(CVSS 7.8)

Sky株式会社のIT資産管理ツール「SKYSEA Client View」および「SKYMEC IT Manager」に、インストールフォルダにおける不適切なファイルアクセス権設定の脆弱性(CWE-276)が報告されています。CVE-2026-39454として採番されています。

  • CVSS: 7.8(High)
  • 影響: SKYSEA Client View / SKYMEC IT Manager利用環境
  • 参照: JVN iPedia

国内企業で広く導入されているIT資産管理ツールのため、利用者はベンダーの修正情報を確認してください。

まとめ

本日はNVDの更新が495件と大量です。NEC Atermシリーズへの3件のCritical脆弱性(CVSS 9.8)は、国内家庭・SOHOネットワークへの影響が大きいため最優先で確認してください。Movable Type(CVSS 9.8)もCMS利用者への影響が大きく、MT 9.07への更新を推奨します。Djangoは12件のセキュリティ修正が一斉に反映されており、特にSQLインジェクション5件は深刻度が高いため、Django利用者は最新パッチバージョンへの更新を検討してください。Go crypto/x509の証明書検証バイパス(CVE-2026-33810)もTLSを利用するGoサービスでは要確認です。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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