概要
Exim 4.99.2 以前において、GnuTLS を使用する構成でリモートから到達可能な use-after-free 脆弱性が発見されました。
CHUNKING 転送(BDAT コマンド)実行中に、クライアントが TLS close_notify をボディの途中で送信し、その後同一の TCP 接続上でクリアテキストのバイトを1バイト送信するという特殊なシーケンスにより、ヒープ破壊が引き起こされます。未認証のネットワーク攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、任意のコードをリモートから実行できる可能性があります。
Exim はインターネット上で最も広く使われている MTA(メール転送エージェント)の一つです。本脆弱性は GnuTLS 設定時のみ影響しますが、Debian/Ubuntu 系ディストリビューションなど多くの環境でデフォルト設定が対象となる可能性があります。
CVSSベクトル
| 要素 | 値 |
|---|---|
| スコア | 9.8(CRITICAL) |
| 攻撃元区分(AV) | ネットワーク(N) |
| 攻撃条件の複雑さ(AC) | 低(L) |
| 必要な特権(PR) | 不要(N) |
| ユーザー関与(UI) | 不要(N) |
| 影響の想定範囲(S) | 変更なし(U) |
| 機密性(C) | 高(H) |
| 完全性(I) | 高(H) |
| 可用性(A) | 高(H) |
影響を受けるソフトウェア
| 製品 | バージョン |
|---|---|
| Exim(GnuTLS 設定時) | 4.99.2 以前 |
修正バージョンと回避策
修正バージョン: Exim 4.99.3 以降
推奨対応手順:
- 現在使用中の Exim バージョンを確認する(
exim --version) - GnuTLS を使用しているか確認する(設定ファイルやパッケージ名を確認)
- Exim 4.99.3 以降へアップデートする
- アップデートが困難な場合は、CHUNKING(
BDAT)を一時的に無効化することで攻撃面を狭める(chunking_advertise_hosts =を空に設定)
関連リンク
データソース: NVD (NIST), GitHub Advisory Database
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
