30秒で判断
- 対応すべき人: Ghostscript(gs)を用いてPDF/PostScriptや画像の変換・ラスタライズを行っている(特に外部から受け取ったPDFを処理するサーバー)
- 対応不要な人: Ghostscript を利用していない、または 10.08.0 以降を使用している
- 確認コマンド:
gs --versionでバージョンを確認
概要
Ghostscript はPostScript / PDF を解釈・変換するために各種OS・印刷システム・画像処理ツールへ広く組み込まれているソフトウェアです。本脆弱性は、JPEG 2000 出力アダプタ(base/sjpx_openjpeg.c)に存在するヒープベースのバッファオーバーフローです。
コンポーネントごとに異なるサブサンプリング係数を宣言したJPEG 2000画像を含む細工PDFを処理すると、行バッファがパック出力向けのサイズで確保される一方、ビット深度に関わらず出力カラムごとに1バイトが書き込まれるため、確保領域を超えて書き込みが発生します。これによりチャンクアロケータの内部メタデータが破壊され、最終的に任意コード実行につながる可能性があります。サーバーサイドで外部由来のPDFを変換している構成では特に注意が必要です。
CVSSベクトル
| 項目 | 値 |
|---|---|
| CVSSスコア | 9.8(CRITICAL) |
| CWE | CWE-122(ヒープベースのバッファオーバーフロー) |
| 攻撃の起点 | 細工されたPDF/JPEG 2000画像の処理 |
影響を受けるソフトウェア
| 製品 | ベンダー | バージョン |
|---|---|---|
| Ghostscript | Artifex Software | 10.08.0 より前 |
修正バージョンと回避策
バージョン 10.08.0(リリースタグ gs10080)以降へアップデートしてください。即時アップデートが難しい場合は、信頼できないPDFの自動変換処理を一時停止する、変換処理を隔離環境(サンドボックス)で実行するなどの緩和策を検討してください。
関連リンク
データソース: NVD (NIST) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
