概要
CoreDNSはKubernetesのデフォルトDNSサーバーとして広く採用されている、Go製の高性能DNSサーバーです。
本脆弱性は、CoreDNSのTSIG(Transaction SIGnature)認証機能において、gRPC、QUIC、DoH(DNS over HTTPS)、DoH3トランスポート経由のリクエストに対してTSIG検証が完全にスキップされる問題です。TSIGはDNSトランザクションの完全性を保証するための署名メカニズムですが、平文DNS以外のトランスポートでは認証処理が呼び出されません。
この結果、攻撃者はTSIG認証で保護されているはずのDNS応答を改ざんできます。Kubernetesクラスタ内でCoreDNSをTSIG付きで運用している場合、サービスディスカバリの改ざんを通じて中間者攻撃に発展する可能性があります。
本脆弱性は同日に公開されたCoreDNSの5件の脆弱性のうち最も深刻度が高いものです。
CVSSベクトル
| 指標 | 値 |
|---|---|
| CVSSスコア | 9.8 |
| 深刻度 | Critical |
| CWE | CWE-287 (不適切な認証) |
| 攻撃元区分 | ネットワーク |
| 攻撃条件の複雑さ | 低 |
| 必要な特権レベル | 不要 |
影響を受けるソフトウェア
| 製品 | ベンダー | 影響バージョン |
|---|---|---|
| CoreDNS | CoreDNS Project | < 1.14.3 |
修正バージョンと回避策
- 修正バージョン: CoreDNS 1.14.3 にアップデートしてください
- 回避策: TSIG認証が必須な環境では、gRPC/QUIC/DoHトランスポートの使用を一時的に停止し、平文DNSのみを使用してください
- 確認方法:
kubectl get pods -n kube-system -l k8s-app=kube-dns -o jsonpath='{.items[*].spec.containers[*].image}'でCoreDNSのバージョンを確認できます
関連リンク
データソース: NVD (NIST), GitHub Advisory Database AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
