概要
Linux kernel の net/packet サブシステムにおいて、tpacket_snd() 関数に TOCTOU(Time-of-Check-Time-of-Use)競合条件の脆弱性が存在します。
この脆弱性は、mmap で共有されたメモリ領域の vnet_hdr が検証された後、実際に使用されるまでの間にユーザー空間から改ざん可能であることに起因します。攻撃者はこの競合ウィンドウを利用して、検証済みの vnet_hdr を不正な値に書き換えることで、ローカルからの権限昇格や任意コード実行が可能になる恐れがあります。
AF_PACKET ソケットを使用するシステム(tcpdump、Wireshark 等のパケットキャプチャツールを利用する環境)が影響を受けます。
CVSSベクトル
| 項目 | 値 |
|---|---|
| CVSSスコア | 7.8 |
| 深刻度 | High |
| CWE | CWE-367 (TOCTOU競合条件) |
| 攻撃元区分 | ローカル |
| 攻撃条件の複雑さ | 低 |
| 必要な特権レベル | 低 |
影響を受けるソフトウェア
| 製品 | ベンダー | 影響バージョン |
|---|---|---|
| Linux kernel | Linux | 修正パッチ適用前のバージョン |
修正バージョンと回避策
- 修正バージョン: カーネル最新安定版へアップデート
- 回避策: AF_PACKET ソケットの使用を制限する(CAP_NET_RAW ケーパビリティの制限)
関連リンク
データソース: NVD (NIST) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
