今週(6/29〜7/3)は延べ14件(ユニーク10件)のリリースが確認されました。週最大のトピックは Spring Boot 3.5が6月30日(火)をもってEOLを迎えたことで、セキュリティパッチの供給が終了しています。リリース面では Astroのデプロイアダプター2本が相次いでメジャーアップデートを迎えました——水・木曜に@astrojs/cloudflare v14.0.2(workerdビルドエラーのサイレント失敗修正)、金曜に@astrojs/vercel v11.0.1(peerDependencies修正)がそれぞれリリースされています。EOL面ではNuxt 3のサポート終了まで残り27日(7月31日)となっており、移行計画がない場合は今週末が着手の最後のタイミングです。
週間サマリーテーブル
※以下は各日の日報のリリース件数を集計した延べカウントです。同一バージョンが複数日にわたって掲載された場合も計上しています(ユニーク件数:10件)。
| 指標 | 月(6/29) | 火(6/30) | 水(7/1) | 木(7/2) | 金(7/3) | 週合計(延べ) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Major | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3件 |
| Minor | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2件 |
| Patch | 0 | 1 | 2 | 1 | 1 | 5件 |
| Prerelease | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4件 |
| 合計 | 1 | 1 | 4 | 3 | 5 | 14件 |
注目リリース TOP5
1. @astrojs/cloudflare v14.0.2(major)
2026年7月1日〜2日確認。 AstroのCloudflare Workers向けアダプターがv14シリーズへメジャーバージョンアップしました。今回はサイレントなビルド失敗という重大バグの修正が中心です。
主な変更点:
- workerdビルドエラーのサイレント失敗を修正:
astro build実行時、workerd環境でプリレンダリング中にエラーが発生しても、従来は終了コード0で正常終了し切り捨てられたHTMLが出力されていました。修正後はレスポンスボディをworkerd内でバッファリングしてからビルドプロセスに返すよう変更され、ストリーミングエラーが明確なエラーメッセージとともにビルド失敗として報告されるようになりました @astrojs/underscore-redirects@1.0.3へのアップデート
マイグレーション時の注意点:
Cloudflare Workers / Pages でAstroを使用している場合、これまでサイレントに成功していたビルドが明示的なエラーとして現れる可能性があります。エラーが出た場合はレンダリングロジックの見直しを行ってください。
2. @astrojs/vercel v11.0.1(major)
2026年7月3日リリース。 AstroのVercelデプロイアダプターがv11シリーズへメジャーアップデートされました。v11.0.1はv11系最初のパッチリリースです。
主な変更点:
- peerDependencies の誤記を修正: v11.0.0でpeerDependenciesに誤った依存関係が含まれていた問題を修正。peerDependencies起因の警告が出ていた場合、v11.0.1で解消されます
マイグレーション時の注意点:
v10系からv11へのメジャーアップグレードには破壊的変更が含まれる可能性があります。v11.0.0のリリースノートで破壊的変更を確認してからアップデートしてください。Vercel上でAstroをデプロイしている場合は npm update @astrojs/vercel でアップデート可能です。
3. Laravel v13.18.0(minor)
2026年7月1日〜2日確認。 Laravel 13.x系のマイナーアップデート。キューシステムの強化と型定義の改善が主な内容です。
主な変更点:
- HEADリクエストでキャッシュヘッダーが設定されない問題を修正(PR #60589)
- debounced jobs使用時のキャッシュヒット率をさらに低減(PR #60575)
devコマンドへの優先度ベース登録機能を追加(PR #60580)WorkerStoppingイベントに処理済みジョブ数・最終ジョブタイムスタンプを追加(PR #60592)- ソフトデリートのリストア失敗時に
restoredイベントが誤って発火しないよう修正(PR #60605) - 条件付き戻り型・ゲッター戻り型の型定義改善(PR #60586, #60591)
composer update laravel/framework で適用可能です。
4. Angular v22.0.5(prerelease)
2026年7月3日リリース。 Angular 22系のバグ修正リリース。複数モジュールにわたる実務的な修正が含まれます。週前半の6/29にも v22.0.4 のパッチ(tsconfig.jsonのrootDir指定環境でのng update失敗修正)が確認されており、Angular 22系は週を通じて安定化が進んでいます。
v22.0.5の主な変更点:
- common:
I18nSelectPipeでnullプロトタイプオブジェクトやシャドウマッピングを適切に扱えるようObject.hasOwnを使用するよう変更 - compiler-cli:
toSignalをdebugNameトランスフォームに含めるよう修正 - core: input writesマイグレーションのベストエフォートモード改善、動的スクリプトホスト要素のreject処理修正
ng update @angular/core @angular/cli でアップデートできます。
5. Terraform v1.15.7(prerelease)
2026年7月3日確認(2026年6月24日リリース分)。 Terraform 1.15系のパッチリリース。大規模インフラ管理の安定性向上が主な内容です。
主な変更点:
configs.ParserとSourceBundleParserの並行安全性を追加(-parallelismオプション使用時の競合状態を解消)init時のサブモジュール変数バリデーションを修正
複数モジュールを並列処理している環境での安定性が向上します。
EOL / サポート期限情報
今週は Spring Boot 3.5のEOL到達が最大のトピックでした。週を通じてEOL警告が重なり、インフラ・フレームワークの移行対応を迫られる週となりました。
🔴 Spring Boot 3.5(EOL到達: 2026-06-30)
Spring Boot 3.5系のサポートが**2026年6月30日(今週火曜)**をもって終了しました。セキュリティパッチの提供も終了しています。
| バージョン | ステータス | EOL日 | 推奨移行先 |
|---|---|---|---|
| 4.1 | ✅ アクティブ | 2027-07-31 | — |
| 4.0 | ✅ アクティブ | 2026-12-31 | — |
| 3.5 | 🔴 EOL済み | 2026-06-30 | 4.0 または 4.1 |
| 3.4 | ❌ EOL済み | 2025-12-31 | — |
| 3.3 | ❌ EOL済み | 2025-06-30 | — |
Spring Boot 4.xへの移行にはJava 21以上が必要です。まず4.0(EOL: 2026年12月)を中間マイルストーンとして利用するか、4.1(EOL: 2027年7月)へ直接移行するかを判断し、移行計画を策定してください。EOL後はセキュリティパッチが提供されないため、本番環境での継続利用は重大なリスクを伴います。
🔴 Kubernetes 1.33(EOL済み: 2026-06-28)
Kubernetes 1.33のサポートが2026年6月28日(先週末)に終了しています。1.34(EOL: 2026-10-27)・1.35(EOL: 2027-02-28)・1.36(EOL: 2027-06-28)のいずれかへのアップグレードを推奨します。マネージドKubernetesサービス(EKS/GKE/AKS)を利用している場合は各サービスのアップグレードポリシーも確認してください。
🟡 Nuxt 3(EOL: 2026-07-31 — 残り27日)
週報発行時点でNuxt 3のEOLまで残り27日となっています。npm の nuxt パッケージの latest タグはすでに 4.4.8(Nuxt 4)を指しており、移行実績も積まれています。Nuxt 3から4への移行はディレクトリ構造の変更を伴うため、計画的な対応が必要です。今月中に移行作業を開始することを強く推奨します。
その他のEOL済みバージョン(参考)
| 製品 | バージョン | EOL日 | 推奨移行先 |
|---|---|---|---|
| Node.js | 25 | 2026-06-01 | 24(LTS)または 26 |
| Angular | 19 | 2026-05-19 | Angular 22 |
| Docker | 28 | 2026-05-13 | 29 |
日別ダイジェスト
- 6/29(月): 1件 — Angular v22.0.4パッチのみ・Spring Boot 3.5残り1日・Kubernetes 1.33昨日EOL到達
- 6/30(火): 1件 — Tailwind CSS v4.3.2バグ修正パッチ・Spring Boot 3.5本日EOL到達
- 7/1(水): 4件 — @astrojs/cloudflare v14.0.2メジャー・Laravel v13.18.0マイナーほか
- 7/2(木): 3件 — @astrojs/cloudflare v14.0.2・Laravel v13.18.0・Vite v8.1.2(前日確認分含む)
- 7/3(金): 5件 — @astrojs/vercel v11.0.1メジャー・Angular v22.0.5・Terraform v1.15.7ほか
まとめ・来週の注目ポイント
今週は Spring Boot 3.5のEOL到達 と Nuxt 3のEOL迫近 が重なり、インフラ・フレームワーク移行対応を迫られる週となりました。まだSpring Boot 3.5を本番で運用している場合は今すぐ4.0/4.1への移行計画を策定してください。リリース面ではAstroがCloudflare・Vercel両アダプターのメジャーリリースを1週間内に連続して出した点が印象的で、Astroエコシステムのデプロイ基盤が急速に整備されていることがうかがえます。Cloudflare Workers / Pages やVercel上でAstroを運用しているチームは早めのアップデートを推奨します。エコシステム全体では TypeScript 7.0.1-rc・Next.js 16.3 canary・Angular 22.1.0-next の各プレリリースが進行中で、次世代バージョンへの移行準備が静かに進んでいます。
来週(7/6〜7/10)の最大注目点はNuxt 3 EOL(7/31)まで残り3週間という点です。Nuxt 4への移行がまだの場合、今週が実質ラストスパートの開始タイミングです。また TypeScript 7.0.1-rc の正式リリース動向、NestJS 12.0.0-alpha の続報、Angular 22.1.0-next.4 が次のプレリリース段階へ進むかどうかも注目されます。Next.js 16.3のcanaryも毎日更新されており(現在: 16.3.0-canary.75)、比較的近いうちのリリースが期待されます。
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date, npm Registry, PyPI AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
