30秒で判断
- 対応すべき人: Terraform 1.16.x を運用中で、旧バージョンの Terraform Enterprise でポリシー評価を行っている / stacks を利用しており count・for_each が unknown のリソースでプロバイダが deferral を返すケースがあるチーム
- 対応不要な人: Terraform を利用していない、または 1.15 以前の系列で運用しており当面 1.16 へ移行しない場合。破壊的変更はないため急ぐ必要はありません
- 確認コマンド:
terraform version
この変更が意味すること
Terraform v1.16.4 は v1.16.3 に続く 1.16 系のバグ修正リリースです。新機能の追加はなく、2件のバグ修正に絞られています。
いずれもポリシー評価結果の描画と、stacks における deferral(遅延評価)まわりのエラーハンドリングという、プラン処理の正確性・安定性にかかわる領域です。該当機能を使っている構成では取り込みの価値があります。破壊的変更はないため、1.16 系利用者は安心して適用できます。
主な変更点
旧 Terraform Enterprise でのポリシー評価描画を修正(#39095)
古いバージョンの Terraform Enterprise に対してポリシー評価の結果を描画する際に、Terraform が失敗する不具合を修正しました(#39095)。
stacks の無効な deferred エラーを修正(#39237)
stacks において、リソースが unknown な count / for_each を持つ状況でプロバイダが deferral を返した際に、無効な deferred エラーがトリガーされる問題を修正しました(#39237)。
EOL / サポート状況
| サイクル | 最新バージョン | EOL |
|---|---|---|
| 1.16 | 1.16.4 | - |
| 1.15 | 1.15.9 | - |
| 1.14 | 1.14.9 | 2026-08-26 (EOL済) |
| 1.13 | 1.13.5 | 2026-04-29 (EOL済) |
| 1.12 | 1.12.2 | 2025-11-19 (EOL済) |
1.16 / 1.15 はアクティブにサポートされています。旧安定版の 1.14 は 2026-08-26 にEOLを迎えているため、1.14 以前で運用中の場合は 1.15 / 1.16 系への移行を検討してください。
開発者への影響
- Terraform Enterprise(旧バージョン)利用構成: ポリシー評価結果の描画時のエラーが解消され、Sentinel/OPA などのポリシー評価フローが安定します
- stacks 利用構成: unknown な count / for_each とプロバイダ deferral が組み合わさるケースで、誤った deferred エラーが出なくなります
- 破壊的変更なしで安全: 純粋なバグ修正のため、1.16 系からの更新はリスクが低いです
アップデート方法
# tfenv を利用している場合
tfenv install 1.16.4
tfenv use 1.16.4
# バージョン確認
terraform version
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
