この変更が意味すること
Spring Boot v4.1.0 がリリースされました。4.x 系の初めてのマイナーリリースで、新機能の追加と複数のバグ修正が含まれています。フルリリースノートは Spring Boot 4.1 Release Notes を参照してください。
今月末(2026年6月30日)に EOL を迎える Spring Boot 3.5 からの移行先としても注目されるリリースです。Java 17 以上が必要な点は 4.0 と同様です。4.0.x 利用者はテスト環境での検証を経てアップグレードを検討してください。
主な変更点
新機能: InvalidConfigurationPropertyValueException にコンストラクタ追加
設定値の不正エラーを表す InvalidConfigurationPropertyValueException に、cause(原因例外)を受け取る public コンストラクタが追加されました。カスタム設定バインディングの実装でエラーの原因を正確に伝搬できるようになります。
Issue: #50211
新機能: WritableJson.toByteArray のメモリ消費削減
WritableJson.toByteArray を繰り返し呼び出す際のメモリ使用量が削減されました。JSON シリアライズを頻繁に行うバッチ処理や高スループットな REST API で効果があります。
Issue: #49428
バグ修正: MailSender 自動設定でホスト名検証が無効になる問題
MailSender の自動設定でホスト名検証(hostname verification)が有効化されない問題が修正されました。メール送信で TLS を使用している環境では、これまで意図せずホスト名検証が無効になっている可能性があったため確認を推奨します。
Issue: #50747
バグ修正: Artemis 組み込みブローカーのデータ保存場所
Artemis 自動設定が組み込みブローカーのデータ保存場所として予測可能なデフォルトパスを使用するよう修正されました。複数インスタンスや再起動後のデータ継続性に影響していた問題が解消されます。
Issue: #50745
バグ修正: Embedded LDAP SSL の誤った有効化を修正
SSL バンドルが空の場合に Embedded LDAP の SSL が誤って有効化される問題が修正されました。
PR: #50700
EOL / サポート状況
| サイクル | 最新バージョン | EOL |
|---|---|---|
| 4.1 | 4.1.0 | — |
| 4.0 | 4.0.7 | 2026-12-31 |
| 3.5 | 3.5.15 | 2026-06-30(残り18日) |
| 3.4 | 3.4.13 | 2025-12-31(EOL済) |
| 3.3 | 3.3.13 | 2025-06-30(EOL済) |
Spring Boot 3.5 の EOL まで残り18日です。3.5 系を利用中の方は 4.0 または 4.1 への移行計画を今すぐ進めてください。
開発者への影響
- Spring Boot 4.0.x 利用者: マイナーリリースですが Breaking Changes の有無を Wiki のリリースノートで確認してください
- メール送信機能を持つアプリケーション: MailSender の TLS ホスト名検証が正しく有効化されるようになりました。設定を再確認してください
- Artemis メッセージブローカーを使用しているプロジェクト: 組み込みブローカーのデータパスが変わる可能性があります。移行前にデータの保存場所を確認してください
- JSON シリアライズを頻繁に行うサービス:
WritableJson.toByteArrayのメモリ効率が改善されています - Spring Boot 3.5 利用者: 今月末 EOL のため、4.1.0 へのアップグレードを検討してください
アップデート方法
<!-- Maven -->
<parent>
<groupId>org.springframework.boot</groupId>
<artifactId>spring-boot-starter-parent</artifactId>
<version>4.1.0</version>
</parent>
// Gradle
plugins {
id 'org.springframework.boot' version '4.1.0'
}
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
