この変更が意味すること
Node.js v26.2.0 がリリースされました。v26 系(Current)の SEMVER-MINOR アップデートで、ECMAScript の Temporal API と Node.js 組み込みモジュールの統合が大きく進んだリリースです。
最注目の変更は fs.Stats / BigIntStats への Temporal.Instant 対応です。従来は Date オブジェクトで返されていたファイルの atime(アクセス時刻)・mtime(更新時刻)・ctime・birthtime が Temporal.Instant でも扱えるようになります。Temporal は Date の設計上の問題点(タイムゾーン・精度・不変性)を解消する次世代の日時 API であり、Node.js エコシステムへの統合が着実に進んでいます。
また http.writeInformation() の追加で、HTTP 1xx Informational Response(103 Early Hints など)をよりシンプルに送信できるようになります。CDN やブラウザと連携したパフォーマンス改善のユースケースで実用的な API です。
主な変更点
fs: Temporal.Instant 対応
fs.Stats および BigIntStats のタイムスタンプフィールドが Temporal.Instant を受け入れるようになりました。atime・mtime・ctime・birthtime の各フィールドで精度の高い日時操作が可能になります。
import { stat } from 'node:fs/promises';
const stats = await stat('./file.txt');
// 従来の Date オブジェクトも引き続き利用可能
console.log(stats.mtime); // Date オブジェクト
// Temporal.Instant を使った高精度操作(Node.js 26.2.0+)
Contributed by Livia Medeiros — PR #60789
http: writeInformation() 追加
任意の HTTP 1xx ステータスコードを送信できる response.writeInformation(statusCode, headers?) API が追加されました。103 Early Hints で重要リソースをブラウザに先行プッシュするユースケースで活用できます。
import { createServer } from 'node:http';
const server = createServer((req, res) => {
// 103 Early Hints を送信してリソースプリロードを指示
res.writeInformation(103, {
'link': '</style.css>; rel=preload; as=style'
});
res.writeHead(200);
res.end('Hello');
});
Contributed by Tim Perry — PR #63155
stream.compose が安定化
以前は実験的扱いだった stream.compose がドキュメント上で安定 API としてマークされました。複数のストリームを合成するユースケースで安心して利用できます。
Contributed by Matteo Collina — PR #62562
EOL / サポート状況
| サイクル | 最新バージョン | LTS | EOL |
|---|---|---|---|
| 26 (Current) | 26.2.0 | - | LTS: 2026-10-01 |
| 25 | 25.9.0 | - | 2026-06-01(残り11日) |
| 24 (LTS) | 24.15.0 | 2025-10-28 | 2028-04-30 |
| 22 (LTS) | 22.22.3 | 2024-10-29 | 2027-04-30 |
Node.js 25 は残り 11 日で EOL です。本番環境での v25 利用は早急に LTS の v24 系または最新 Current の v26 系への移行を検討してください。
開発者への影響
Temporalを試している開発者: ファイルシステム操作でネイティブTemporal.Instantが使えるようになります。DateからTemporalへの移行シナリオが現実的になってきました- HTTP サーバーを構築している開発者:
103 Early Hintsなど 1xx レスポンスがwriteInformation()で簡潔に送信できます。CDN / プロキシ連携のパフォーマンス改善に有効です - ストリーム処理を実装している開発者:
stream.composeが安定化し、プロダクション利用の安心感が増しました - Node.js 25 利用者: EOL まで残り 11 日。今週中に v24 LTS または v26 Current への移行を完了させてください
アップデート方法
# nvm
nvm install 26.2.0
nvm use 26.2.0
# volta
volta install node@26.2.0
# fnm
fnm install 26.2.0
fnm use 26.2.0
# Docker
docker pull node:26.2.0
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
