この変更が意味すること
Node.js 26.0.0 が Current リリースとしてリリースされました。今回のメジャーアップデートで最も注目すべきは Temporal API のデフォルト有効化です。JavaScript の日時操作がランタイムレベルで新しいフェーズに入りました。
Temporal は Date オブジェクトの長年の課題(タイムゾーン操作の困難さ、イミュータブルでない設計、不正確なパース)を解決するために TC39 で策定された仕様です。Node.js 26 では --harmony-temporal フラグなしで利用可能になり、実プロジェクトでの採用が現実的になりました。
V8 エンジンも 14.6(Chromium 134)に更新され、JavaScript エンジンのパフォーマンスと最新仕様対応が強化されています。HTTP クライアントの Undici も 8.0 にメジャーアップデートされ、fetch API の内部実装にも影響があります。Node.js 26 は2026年10月に LTS へ移行予定ですが、それまでの約6ヶ月間は Current として新機能の検証期間です。
主な変更点
Temporal API のデフォルト有効化
Temporal API が Node.js 26 でデフォルトで有効化されました。Temporal.PlainDate、Temporal.ZonedDateTime、Temporal.Duration などのクラスがグローバルで利用可能です。
// タイムゾーンを意識した日時操作
const now = Temporal.Now.zonedDateTimeISO('Asia/Tokyo');
const nextWeek = now.add({ days: 7 });
// 期間の計算
const duration = now.until(nextWeek);
console.log(duration.toString()); // "P7D"
// カレンダー操作
const date = Temporal.PlainDate.from('2026-05-06');
const endOfMonth = date.with({ day: date.daysInMonth });
既存の Date オブジェクトとの互換性は維持されており、段階的な移行が可能です。
PR: #61806 by Richard Lau
V8 14.6(Chromium 134)
V8 エンジンがバージョン 14.6.202.33 に更新されました。Chromium 134 ベースで、最新の JavaScript 言語機能やパフォーマンス最適化が含まれています。
Undici 8.0
HTTP クライアントライブラリ Undici が 8.0 にメジャーアップデートされました。Node.js の fetch() API の内部実装として使われているため、HTTP リクエストの挙動に影響する可能性があります。
非推奨化・削除
Node.js プラットフォームのモダナイゼーションの一環として、複数の API が非推奨化または削除されています。既存プロジェクトで非推奨警告が出ていないか確認してください。
EOL / サポート状況
| サイクル | 最新バージョン | LTS | EOL |
|---|---|---|---|
| 26 (Current) | 26.0.0 | 2026-10予定 | 未定 |
| 25 (Current) | 25.9.0 | - | 2026-06-01 |
| 24 (LTS) | 24.15.0 | 2025-10-28〜 | 2028-04-30 |
| 22 (LTS) | 22.22.2 | 2024-10-29〜 | 2027-04-30 |
Node.js 26 は Current リリースです。2026年10月に LTS へ移行予定で、それまでは新機能の追加が続きます。本番環境では Node.js 24 LTS(24.15.0)の利用を引き続き推奨します。Node.js 25 は 2026年6月1日に EOL を迎えるため、v25 を使用している場合は v24 LTS または v26 Current への移行を計画してください。
開発者への影響
- 全 Node.js ユーザー: メジャーバージョンアップのため、既存プロジェクトでの互換性テストが必要です。非推奨 API の削除やエンジンの変更により、予期しない動作変更が発生する可能性があります
- 日時操作を多用するプロジェクト: Temporal API の採用を検討できます。特にタイムゾーンを跨ぐアプリケーションや、期間計算が頻繁なシステムで恩恵が大きい
- HTTP クライアント利用者: Undici 8.0 の更新により、
fetch()や HTTP リクエスト周りの挙動が変わる可能性があります。テストでの確認を推奨 - v25 Current ユーザー: v25 は 2026年6月1日に EOL です。v26 への移行または v24 LTS へのダウングレードを検討してください
- v24 LTS ユーザー: 今回の変更は v26 Current のみです。LTS への影響はありません。安定運用を続けてください
アップデート方法
# nvm を利用している場合
nvm install 26
nvm use 26
# Homebrew(macOS)
brew upgrade node
# Docker
docker pull node:26
# fnm
fnm install 26
# Volta
volta install node@26
注意: メジャーバージョンアップのため、必ずテスト環境で検証してから本番適用してください。
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date, npm Registry AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
