30秒で判断
- 対応すべき人: NestJS 11 系を利用中の方。特に、検索系 API で QUERY メソッドの採用を検討している方、遅延ロード(lazy module)や Fastify アダプタでミドルウェア・DI を使っている方。
- 対応不要な人: NestJS を使用していない方、または 11 系以外を利用していて本バージョンへ移行予定がない方。
- 確認コマンド:
npm ls @nestjs/coreで現在のバージョンを確認。
この変更が意味すること
NestJS 11.2.0 は、新機能とバグ修正を組み合わせたマイナーリリースです。目玉は新しい HTTP メソッド QUERY のルーティング対応で、core・common・platform-fastify にまたがって追加されました。QUERY は「ボディを伴う安全・冪等な検索リクエスト」を表現するための新しいメソッドで、これまで GET でボディを送りたかったような複雑な検索 API を、より素直にルーティングできるようになります。
あわせて、遅延ロードモジュールと既存シングルトンプロバイダの DI 共有、Fastify アダプタでのミドルウェア実行やプレフィックス付与に関する修正が入っており、モジュール分割や Fastify 構成での挙動が安定します。破壊的変更は含まれていません。
主な変更点
新機能
- QUERY HTTP メソッドのルーティングサポートを追加(#17162,
feat(core,common,platform-fastify))。デコレータ経由で QUERY メソッドのハンドラを定義できるようになりました。
コア / DI
- 遅延ロードモジュールと既存シングルトンプロバイダを共有するよう修正(#17430)。
- 遅延モジュールの事前登録済み動的インポートをスキャンするよう修正(#17464)。
- レガシールートコンバータで隣接するワイルドカードセグメントを変換するよう修正(#17416)。
Fastify アダプタ
- グローバルプレフィックスから除外したルートでもミドルウェアを実行するよう修正(#17377)。
- 継承したミドルウェアの二重プレフィックス付与を回避(#17350)。
common / バリデーション
- 正規表現メタ文字を含む文字列ファイルタイプのマッチを修正(#17435)。
- 数値 enum バリデーションで逆マッピングされたキーを除外するよう修正。
EOL / サポート状況
NestJS は endoflife.date の追跡対象外のため、公式のサポート期限テーブルは提供されていません。npm の dist-tags を基準にすると、現在のメジャーラインは以下のとおりです。
| メジャーライン | 最新 | 状態 |
|---|---|---|
| 11 | 11.2.0 | active(latest) |
| 10 | 10.4.22 | maintenance(legacy) |
| 12 | 12.0.0-alpha.5 | 開発中(next / alpha) |
開発者への影響
- QUERY メソッドの採用で、ボディ付きの検索 API をより意味に沿った形で設計できるようになります。既存の GET/POST 設計を無理に変える必要はありません。
- lazy module から既存の DI インスタンスを共有できるようになり、遅延ロード構成でのプロバイダ重複や不整合が起きにくくなります。
- Fastify アダプタ利用時、グローバルプレフィックス除外ルートやネストモジュールのミドルウェア挙動が期待どおりに動作します。
アップデート方法
npm install @nestjs/core@11.2.0 @nestjs/common@11.2.0
# または
pnpm add @nestjs/core@11.2.0 @nestjs/common@11.2.0
適用後は npm ls @nestjs/core でバージョンを確認し、テスト環境でルーティングとミドルウェアの動作を確認してから本番へ反映してください。
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date, npm Registry, PyPI AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
