30秒で判断
- 対応すべき人: Docker Engine 29.7.0 / 29.7.1 を利用中で、イメージpullや
docker cpに不審な失敗が出ているチーム、Swarm でdocker service create/updateを使うチーム - 対応不要な人: Docker を利用していない環境、28 系以前を安定運用中で 29 系へ移行予定のない環境
- 確認コマンド:
docker version
この変更が意味すること
Docker Engine v29.7.2 は、29.7 系の最新パッチリリースとして 2026年8月6日 に公開されました。中心は 29.7.0 で混入した2つの回帰(regression)の修正で、イメージpullが特定条件で失敗していた問題が解消されています。
破壊的変更はなく、29.7 系を運用中であれば通常のパッチアップグレードとして安全に適用できます。特に 29.7.0 / 29.7.1 でイメージpullに原因不明の失敗が出ていた環境では、優先的に更新する価値があります。
主な変更点
リリースノート(docker/cli・moby/moby の 29.7.2 マイルストーン)に記載された主な修正は以下のとおりです。
- イメージpullの回帰を修正: 29.7.0 で、一部のイメージビルダーが生成する「絶対パスのハードリンクターゲット」を含むイメージのpullが拒否されていた問題を修正しました(moby/moby#53305)。
- 古いカーネルでのファイル権限適用を修正: 29.7.0 で、古い Linux カーネル上で
docker pullやdocker cpがデバイスノードを含むファイル権限の適用時に失敗し得た問題を修正しました(moby/moby#53305)。 - Swarm サービスのパニックを修正:
docker service createおよびdocker service updateで、同一の環境変数を複数回渡すとパニックする不具合を修正しました(docker/cli#7145)。
詳細は 29.7.2 マイルストーン(docker/cli / moby/moby)を参照してください。
EOL / サポート状況
| バージョン | ステータス | EOL 日 |
|---|---|---|
| 29 | active ✅ | 未定 |
| 28 | EOL 🔴 | 2026-05-13 |
| 27 | EOL 🔴 | 2025-05-03 |
| 26.1 | EOL 🔴 | 2025-02-17 |
| 26.0 | EOL 🔴 | 2024-06-08 |
29 系が現行の active ラインです。28 系以前はすでに EOL のため、セキュリティ更新を受け取るには 29 系への移行が推奨されます。
開発者への影響
- 29.7.0 / 29.7.1 利用者: イメージpullや
docker cpの失敗、Swarm サービスのパニックに心当たりがある場合は 29.7.2 へ更新してください。回帰の直接修正が入っています。 - CI/CD 環境: ビルダー由来の絶対パスハードリンクを含むイメージを扱うパイプラインでは、pull 失敗が解消されます。ランナーの Docker バージョンを確認しておきましょう。
- 28 系以前を運用中: 今回のパッチは 29.7 系向けですが、28 系はすでに EOL です。別途 29 系への移行計画を検討してください。
アップデート方法
# 現在のバージョン確認
docker version
# Ubuntu/Debian(apt)
sudo apt-get update && sudo apt-get install --only-upgrade docker-ce docker-ce-cli
# RHEL/CentOS(dnf/yum)
sudo dnf update docker-ce docker-ce-cli
# アップグレード後にデーモンを再起動
sudo systemctl restart docker
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
