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【ブラウザ月報】CSS Flexboxが全ブラウザで安定、WAI-ARIAは部分対応が継続 — 2026年7月

2026-07-01データソース: Can I Use, Chrome Platform Status
Chrome
v最新
68 features
Firefox
v最新
70 features
Safari
v最新
65 features
ChromeFirefoxSafariWAI-ARIACSSアクセシビリティRubyブラウザ

今月のサマリー

Can I Use の2026年6月30日スナップショットをもとに、使用率96%超の主要Web機能372件の互換性状況を整理しました。今月は Chrome Platform Status データが未提供のため、Can I Use ブラウザ対応状況の分析に絞っています。大多数の機能はクロスブラウザ対応を完了していますが、WAI-ARIAアクセシビリティ機能・Rubyアノテーション・SVGエフェクトでは部分サポートが継続しており、実装時の注意が引き続き求められます。

今月のハイライト

WAI-ARIA — W3C勧告でも全ブラウザ部分サポートが継続

WAI-ARIA(Web Accessibility Initiative – Accessible Rich Internet Applications)は動的コンテンツやカスタムUIコンポーネントをスクリーンリーダーなどの支援技術に対応させるための標準仕様で、W3C勧告として策定されています。しかし2026年7月現在も、Chrome・Firefox・Safari・Edge・Android WebView・iOS Safari のすべてで部分サポート(a)が続いています

基本的な role 属性や aria-labelaria-hidden は広くサポートされており積極的に活用できますが、aria-live リージョンの更新通知、複雑なCombobox・TreeViewウィジェットのキーボード操作、支援技術とのイベント伝達ではブラウザとスクリーンリーダーの組み合わせごとに動作差が生じます。NVDA + Firefox、VoiceOver + Safari、TalkBack + Chrome など複数環境での実機テストが引き続き不可欠です。

互換性: Chrome a / Firefox a / Safari a / Edge a / Android a / iOS Safari a

Ruby アノテーション — Firefox のみフルサポート継続

<ruby> / <rt> / <rp> 要素によるルビ(振り仮名・注音符号)は日本語・中国語・韓国語などCJKテキストに欠かせないHTML5機能です。7月のデータでも**Firefoxのみがフルサポート(y)**を達成し、Chrome・Edge・Safari・iOS Safari・Android WebViewはいずれも部分サポート(a)にとどまっています。

基本的な <ruby>文字<rt>ふりがな</rt></ruby> 構文はほぼ全ブラウザで動作しますが、ruby-position(上下位置)や ruby-align(整列方向)、ネストされた複合ルビなどCSSによる精緻な制御で挙動差が発生します。日本語サイトでフリガナを実装している場合、特にiOS SafariとAndroid WebViewでの表示確認を推奨します。

互換性: Chrome a / Firefox y / Safari a / Edge a / Android a / iOS Safari a

SVG effects for HTML — Firefox のみフルサポート

filter プロパティや foreignObject 要素を使ったSVGフィルターのHTML要素への適用では、Firefoxのみがフルサポート(y)を達成しており、Chrome・Edge・Safari・Android WebView・iOS SafariはすべてSVGフィルターの一部機能で制限が残ります(a)。

filter: drop-shadow()filter: blur() といったCSSフィルター関数自体は主要ブラウザで広くサポートされていますが、SVG <filter> 要素をCSS経由でHTML要素に適用する高度なユースケースでは差異が出ます。デザインシステムで複雑なSVGフィルター効果を使用している場合は、Firefoxと他ブラウザでの比較確認を実施してください。

互換性: Chrome a / Firefox y / Safari a / Edge a

ブラウザ別更新まとめ

Chrome(Chromium)

今月のスナップショットで確認できる部分サポート機能:

  • WAI-ARIA: 部分サポート継続(支援技術との組み合わせでテストが必要)
  • Ruby アノテーション: 部分サポート(ruby-position などCSS制御で挙動差)
  • SVG effects for HTML: 部分サポート(SVGフィルターのHTML適用で制限あり)
  • CSS page-break: 部分サポート(break-before / break-after の仕様差)
  • CSS text-indent: 部分サポート(each-line / hanging キーワードに制限)
  • input autocomplete: 部分サポート(autocomplete="off" の尊重に関する実装差)
  • DNSSEC / DANE: 部分サポート(OS/DNSリゾルバ依存)

全サポート達成済み(ポリフィル削除機会): Flexbox、CSS calc()、Viewport Units、CSS Grid、Web Storage、Canvas 2D、Geolocation、PostMessage

Firefox

多くの機能でフルサポートを維持。今月の注目点:

  • Ruby アノテーション: 主要ブラウザ唯一のフルサポート — CJKテキスト処理の完成度が高い
  • SVG effects for HTML: フルサポート — SVGフィルターのHTML要素への適用が安定
  • WAI-ARIA: 他ブラウザ同様の部分サポート(スクリーンリーダー差異あり)
  • AAC音声フォーマット: 部分サポート(a #1 — 一部コンテナ形式に非対応)

Safari(WebKit)

  • WAI-ARIA: 部分サポート(VoiceOverとの組み合わせでテストを推奨)
  • Ruby アノテーション: 部分サポート(ruby-position の制御に制限)
  • CSS unicode-bidi: 部分サポート、ベンダープレフィックス依存(a x
  • input autocomplete: 部分サポート(autocomplete="off" の挙動が独自)
  • iOS Safari CSS writing-mode: ベンダープレフィックス必要(y x

Android WebView

引き続き注意が必要なモバイル環境:

  • CSS Transforms 2D: ベンダープレフィックス必要(y x
  • CSS writing-mode: ベンダープレフィックス必要(y x
  • Font unicode-range: 部分サポート(a)— Webフォントのサブセット指定で注意
  • CSS word-break: 部分サポート(a
  • DNSSEC / DANE: 部分サポート(a #1

Web API / CSS の互換性変化

全ブラウザでフルサポート済みの主要機能

以下は2026年7月のスナップショットで全ブラウザ対応を確認できる機能です(一部プレフィックス注記あり):

機能ChromeFirefoxSafariEdge
CSS Flexible Box(Flexbox)yyyy
CSS calc()yyyy
Viewport Units(vw/vh/vmin/vmax)yyyy
Canvas 2Dyyyy
Web Storage(localStorage/sessionStorage)yyyy
CSS Border-radiusyyyy
JSON.parse / JSON.stringifyyyyy
Geolocation APIyyyy
SVG(基本サポート)yyyy
TTF/OTF Webフォントyyyy
WOFF Webフォントyyyy
CSS3 2D Transforms(デスクトップ)yyyy
postMessageyyyy

部分サポートが継続している機能

機能ChromeFirefoxSafariEdge主な課題
WAI-ARIAaaaa支援技術との動作差
Ruby アノテーションayaaCSS ruby-position の挙動差
SVG effects for HTMLayaaSVGフィルター適用制限
CSS page-breakaaaa印刷スタイルの仕様差
DNSSEC / DANEaaaaOS依存の制限
input autocomplete on/offaaaaoff 値の尊重差
CSS text-indentaayaeach-line/hanging 未対応
CSS unicode-bidiyya xySafari のBidi処理

モバイル環境でのベンダープレフィックス

CSS writing-mode と CSS 2D Transforms は、Android WebViewとiOS Safariで -webkit- プレフィックス付きの実装が現時点でも必要です。縦書きコンテンツや複雑なTransform実装では、以下のように両方を記載するアプローチが推奨されます。

/* CSS writing-mode(縦書き) */
-webkit-writing-mode: vertical-rl;
writing-mode: vertical-rl;

/* CSS 2D Transforms(Android WebView) */
-webkit-transform: rotate(45deg);
transform: rotate(45deg);

開発者への影響

ポリフィル削除の機会

今月のスナップショットで全ブラウザのフルサポートを確認できた以下の機能は、ポリフィルを削除できる段階に到達しています:

  • CSS Flexbox — 96.57% のグローバル使用率、全ブラウザ安定
  • Viewport Units(vw / vh / vmin / vmax)
  • CSS Border-radiusborder-radius ショートハンド)
  • Canvas 2D API
  • Web Storage(localStorage / sessionStorage)
  • JSON.parse / JSON.stringify
  • TTF / OTF / WOFF Webフォント
  • Geolocation API

注意が必要な実装

WAI-ARIA 複合ウィジェット: aria-live・カスタムCombobox・TreeViewを実装している場合、定期的な支援技術との互換性確認を継続してください。基本属性(aria-labelaria-hiddenaria-expanded)は広く動作しますが、複雑なインタラクションパターンでは環境差が発生します。

Ruby アノテーション(CJKテキスト): <ruby> 要素の基本構文はほぼ動作しますが、ruby-position: over/underruby-align を使用しているケースでは、Chrome・Safari・iOS Safariで意図した表示にならないことがあります。CSSで制御している場合は全ブラウザでの確認を推奨します。

SVG フィルター + HTML 要素: CSSの filter: blur()filter: drop-shadow() は主要ブラウザで問題ありませんが、SVG <filter> を直接HTML要素に適用する高度なユースケースではFirefox以外で制限が残ります。

印刷スタイル(CSS page-break): page-break-before / page-break-after(旧仕様)と break-before / break-after(現行仕様)の両方を記載するアプローチが引き続き推奨されます。

Progressive Enhancement の活用

Android WebViewやiOS Safariでのベンダープレフィックス問題は、機能検出と Progressive Enhancement で安全に対応できます。縦書きコンテンツや特殊なTransform効果が必要な場合は、まずデスクトップ標準プロパティで実装し、モバイル環境向けに -webkit- プレフィックスを追加するアプローチで安定した動作を実現できます。

まとめ

2026年7月の Can I Use スナップショットが示す Web プラットフォームの成熟度は高く、CSS Flexbox・calc()・Viewport Units・Web Storage・Canvas 2D など現代のフロントエンド開発の基盤となる機能は使用率96%超で全ブラウザに安定普及しています。ポリフィルを整理する良いタイミングです。

一方、WAI-ARIAはW3C勧告にもかかわらず全ブラウザで部分サポートが続き、RubyアノテーションとSVGエフェクトはFirefox以外での完全対応が待たれる状況です。アクセシビリティ実装・CJKテキスト処理・複雑なSVGエフェクトを扱うプロジェクトでは、引き続きクロスブラウザ実機テストが不可欠です。


データソース: Can I Use(fetchDate: 2026-06-30) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: Can I Use (CC-BY-4.0), Chrome Platform Status
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については各データソースの原文をご確認ください。