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【セキュリティ日報】SharePointをCISAが悪用確認、WSO2にCVSS 10.0のJWT認証バイパスほか

2026-09-26データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
Microsoft SharePoint のコードインジェクション(CISA悪用確認済み)
CVE-2026-65660
Microsoftのセキュリティ更新プログラムを速やかに適用
high対応必須
WSO2 のJWT認証バイパス(CISA悪用確認済み)
CVE-2026-5430
WSO2アドバイザリに従い修正版/パッチを適用
high対応必須
MindsDB Minds Platform の未認証RCE
CVE-2026-73678
26.1.0より後の修正版へアップデート
high対応必須
Cisco ISE / ISE-PIC の認証済みリモートコード実行
CVE-2026-20147
Ciscoアドバイザリに従いアップデート
high対応必須
boringproxy の改行インジェクションによる永続アクセス
CVE-2026-70615
0.10.0より後の修正版へアップデート
high対応必須
PyAthena のSQLインジェクション
CVE-2026-65321
PyAthena 3.35.4以降へアップデート
high対応必須
PicketLink SAML 応答の署名検証欠落
CVE-2026-10579
該当Red Hatエラータに従いアップデート
high推奨
Cal.com(Cal.diy)の格納型XSS
CVE-2026-57858
修正版へアップデート
high推奨
libgit2 のシェルコマンドインジェクション
CVE-2026-5917
libgit2 1.8.7 / 1.9.7以降へアップデート
high推奨
PostGIS address_standardizer の境界外書き込み
CVE-2026-73514
commit 423570b以降を取り込んだ修正版へアップデート
CVENVDGHSA脆弱性SharePointWSO2libgit2

本日はNVDの更新分(分析対象200件)でCriticalが25件、Highが82件でした。実際の悪用が確認された脆弱性が目立ち、Microsoft SharePoint のコードインジェクション CVE-2026-65660(CVSS 8.8)と、WSO2 のJWT認証バイパス CVE-2026-5430(CVSS 10.0)はいずれもCISAの「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に掲載されています。加えて MindsDB の未認証RCE(CVSS 10.0)、Cisco ISE の認証済みRCE(CVSS 9.9)などサーバ・基盤系のCriticalが並びました。GHSA側でも新規Advisoryが983件更新されています。

本日の概要

指標数値
NVD 更新CVE(分析対象)200件(総ヒット 2,310件)
Critical (9.0+)25件
High (7.0-8.9)82件
Medium (4.0-6.9)65件
Low (0.1-3.9)7件
GHSA 更新Advisory983件(Critical 48 / High 262 / Moderate 124 / Low 24)
影響エコシステムNuGet, npm, Packagist, Go, PyPI, Maven

注: NVDの更新には過去CVEの再スコアリング・再公開も含まれます。以下ではCVSSが付与され、鮮度・影響範囲が大きいものを優先して解説します。GHSA由来の項目はGitHubの深刻度区分(CRITICAL/HIGH)で示します。

Critical / High 脆弱性の詳細

CVE-2026-65660 Microsoft SharePoint のコードインジェクション(CISA悪用確認済み)

  • CVSS: 8.8(HIGH / CWE-94 コードインジェクション)
  • 影響: Microsoft Office SharePoint(該当パッチ未適用のバージョン)
  • 概要: 認可された攻撃者がネットワーク経由で任意コードを実行できる可能性があります。CISAのKEVカタログに掲載されており、実際の悪用が確認されています。 二段階の攻撃が観測されているとの報告もあり、公開SharePointを運用している場合は最優先の対応が必要です。
  • 対策: Microsoftのセキュリティ更新プログラムを速やかに適用してください。インターネットに露出したSharePointは特に優先的な対応を推奨します。
  • 詳細: CVE-2026-65660 個別ページ

CVE-2026-5430 WSO2 のJWT認証バイパス(CISA悪用確認済み)

  • CVSS: 10.0(CRITICAL / CWE-347 署名検証の不備。シングルテナント構成では9.8)
  • 影響: JWT認証を利用するWSO2製品(該当アドバイザリ対象バージョン)
  • 概要: JWT認証機構が、明示的に設定・サポートされていないアルゴリズムで署名されたトークンを受け入れてしまうため、攻撃者が細工したJWTで認証を通過できる可能性があります。管理者アカウントの乗っ取り・完全なアカウント掌握につながり得ます。CISAのKEVカタログに掲載されています。
  • 対策: WSO2のセキュリティアドバイザリに従い、修正版の適用またはパッチ適用を実施してください。
  • 詳細: CVE-2026-5430 個別ページ

CVE-2026-73678 MindsDB Minds Platform の未認証RCE

  • CVSS: 10.0(CRITICAL / CWE-94)
  • 影響: MindsDB Minds Platform 26.1.0 以前
  • 概要: 保護されていないAPIエンドポイントを介して、未認証の攻撃者が任意のOSコマンドを実行できる可能性があります。エージェント機能が入力されたPythonコードをサンドボックスなしで実行してしまう点が原因で、SSH鍵や保存された認証情報・環境変数の窃取につながり得ます。
  • 対策: 修正版へアップデートしてください。該当エンドポイントを外部公開している場合は、アクセス制限も併せて検討してください。
  • 詳細: CVE-2026-73678 個別ページ

CVE-2026-20147 Cisco ISE / ISE-PIC の認証済みリモートコード実行

  • CVSS: 9.9(CRITICAL / CWE-77 コマンドインジェクション)
  • 影響: Cisco ISE および Cisco ISE-PIC(該当アドバイザリ対象バージョン)
  • 概要: 入力値の検証不備により、有効な管理者資格情報を持つ認証済みの攻撃者が、細工したHTTPリクエストで基盤OS上のコマンドを実行し、rootへ権限昇格できる可能性があります。シングルノード構成ではDoS(ネットワーク認証の停止)につながる可能性もあります。
  • 対策: Ciscoのセキュリティアドバイザリに従いアップデートしてください。
  • 詳細: CVE-2026-20147 個別ページ

CVE-2026-70615 boringproxy の改行インジェクションによる永続アクセス

  • CVSS: 9.9(CRITICAL / CWE-93 CRLFインジェクション)
  • 影響: boringproxy 0.10.0 以前
  • 概要: トンネル作成権限を持つ低権限の認証済みユーザーが、パラメータにパーセントエンコードした改行を含めることで、サーバアカウントのSSH authorized_keys に任意のエントリを挿入できる可能性があります。永続的なシェルアクセスの取得や、DB内の平文認証情報の読み取りにつながり得ます。
  • 対策: 修正版へアップデートしてください。
  • 詳細: CVE-2026-70615 個別ページ

CVE-2026-65321 PyAthena のSQLインジェクション

  • CVSS: 9.8(CRITICAL / CWE-89)
  • 影響: PyAthena 3.35.4 未満(PyPI)
  • 概要: パラメータフォーマッタのクォートエスケープ処理の不備により、DELETE / CTAS 文で未認証の攻撃者が任意のSQLを注入できる可能性があります。AthenaやTrinoがバックスラッシュをエスケープ文字として扱わないことに起因し、データ窃取や破壊的なSQL実行につながり得ます。
  • 対策: PyAthena 3.35.4 以降へアップデートしてください。
  • 詳細: CVE-2026-65321 個別ページ
  • CVSS: 9.8(CRITICAL / CWE-347)
  • 影響: PicketLink Federation(SAML)
  • 概要: 未要求(unsolicited)応答ハンドラが偽造アサーションを検証なしで受け入れるため、未認証の攻撃者が任意のプリンシパル・任意のロールとして認証を通過できる可能性があります。SAML SSO を利用するアプリケーションで、情報漏えいや不正操作につながり得ます。
  • 対策: 該当するRed Hatエラータ(RHSA-2026:53644 ほか)に従いアップデートしてください。
  • 詳細: CVE-2026-10579 個別ページ

CVE-2026-57858 Cal.com(Cal.diy)の格納型XSS

  • CVSS: 8.9(HIGH / CWE-79)
  • 影響: Cal.com Cal.diy 2.1.1〜6.2.0
  • 概要: 予約ページのタグ管理コンポーネントで、認証済みのイベント所有者がサニタイズされないトラッキングIDを介して任意のJavaScriptを埋め込める可能性があります。公開予約ページの訪問者ブラウザ上で実行され、セッションCookieの窃取などにつながり得ます。
  • 対策: 修正版へアップデートしてください。
  • 詳細: CVE-2026-57858 個別ページ

CVE-2026-5917 libgit2 のシェルコマンドインジェクション

  • CVSS: 8.8(HIGH / CWE-78)
  • 影響: libgit2 1.8.7 未満、および 1.9.0〜1.9.7 未満(libssh2 SSHバックエンド USE_SSH=libssh2 でビルドした場合)
  • 概要: SSHバックエンドがリポジトリパスをエスケープせずにシェルコマンド文字列へ組み込むため、細工したサブモジュールURLを含む .gitmodules を再帰クローンで処理した際に、SSHサーバ側でコマンドが実行される可能性があります。多くのGit連携ツールが依存するライブラリのため、影響範囲は広いと考えられます。
  • 対策: libgit2 1.8.7 / 1.9.7 以降へアップデートしてください。
  • 詳細: CVE-2026-5917 個別ページ

CVE-2026-73514 PostGIS address_standardizer の境界外書き込み

  • CVSS: 8.8(HIGH / CWE-787)
  • 影響: PostGIS address_standardizer 拡張 3.7.0 以前(commit 423570b で修正)
  • 概要: 呼び出し元が指定するルールテーブルを扱える権限を持つDBユーザーが、内部テーブルの範囲を超える分類Type値を指定することでメモリ破壊を引き起こせる可能性があります。マネージドPostgreSQL環境でのリスクも指摘されています。
  • 対策: 修正済みバージョン(commit 423570b 以降を取り込んだリリース)へアップデートしてください。
  • 詳細: CVE-2026-73514 個別ページ

そのほか、Microsoft SharePoint以外にも認証・権限まわりのHighが複数公開されています。Mistral Vibe のリポジトリ経由RCE(CVE-2026-67623)、Cachet のSSTIによるRCE(CVE-2026-69118)、SkyPilot のサービスアカウント権限昇格(CVE-2026-75481)、ISPConfig のRemote API SQLインジェクション(CVE-2026-61518)などが該当します。また古いファームウェア系では SOUND4(CVE-2022-50796)、Anevia Flamingo(CVE-2023-53983)、Tinycontrol LAN Controller(CVE-2023-54327)、Netis NC63(CVE-2026-73673)の再掲Criticalも見られました。該当機器を運用している場合は個別に確認を推奨します。

エコシステム別サマリー

本日のGHSA更新Advisory(983件)で影響パッケージが多かったエコシステムは以下の通りです。

  • NuGet: 更新件数が最多。.NET系ライブラリのAdvisoryが多数を占めました。
  • npm: Nuxt(後述)や各種フロントエンド系のAdvisoryが更新されています。
  • Packagist: FriendsOfFlarum OAuth の未認証アカウント乗っ取り(CVE-2026-92161, Critical)など。
  • Go: ixo Blockchain の資金流出・ICA認可バイパス(CVE-2026-61604, Critical)など。
  • PyPI: PyAthena(SQLインジェクション、Critical)、Decepticon(LLMプロンプト境界の偽造)など。
  • Maven: Apache FreeMarker のパストラバーサル(CVE-2026-84939)、http4s-scala-xml のXXE(CVE-2026-61741)など。

OSVの監視対象では、Nuxt の脆弱性2件が該当しました。nuxt dev 実行時にLinuxのUnixソケットが権限制御なしに接続可能になる問題(CVE-2026-56301)と、navigateTo / reloadNuxtApp のURL処理不備によるオープンリダイレクト・スクリプト実行(CVE-2026-56326)で、いずれも Nuxt 3.21.7 / 4.4.7 未満 が対象です。該当バージョンを使用している場合はアップデートを検討してください。

JVN 日本語情報

本日のMyJVN(JVN iPedia)では、国内CMSに関する情報が公開されています。

  • baserCMS用プラグイン「アドオンマイグレーター」の脆弱性(JVNDB-2026-000138、CVSS 7.2): 信頼できない制御領域からの機能の組み込みに関する脆弱性です。該当プラグインを利用している場合は、開発者からの情報を確認の上で対応を検討してください。
  • baserCMSにおける複数の脆弱性(JVNDB-2026-000141、CVSS 6.3): baserCMS本体に複数の脆弱性が報告されています。修正版の提供状況を確認してください。

このほか、Apache Tomcat(JVNDB-2026-034784)や三菱電機製 GX Works3 の認証回避(JVNDB-2026-034779)などの情報も更新されています。

まとめ

本日の最優先は、CISAが実際の悪用を確認済みの2件、Microsoft SharePoint のコードインジェクション(CVE-2026-65660)と WSO2 のJWT認証バイパス(CVE-2026-5430、CVSS 10.0)です。いずれも公開インスタンスを運用している場合は速やかな対応を推奨します。基盤・OSS系では MindsDB の未認証RCE、Cisco ISE の認証済みRCE、libgit2 のシェルコマンドインジェクション(広く依存されるライブラリ)、PostGIS の境界外書き込みなどが目立ちました。多くは修正版が提供されているため、影響バージョンの使用有無を確認の上、アップデートを検討してください。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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