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【セキュリティ日報】Kitty端末CVSS 9.9のヒープ破壊ほかCritical 4件

2026-05-24データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
Kitty ターミナル ヒープバッファオーバーフロー
CVE-2026-33642
v0.47.0以降へアップデート
high対応必須
Azure SDK 認証バイパス
CVE-2026-33117
MSRCの修正バージョンに更新
high対応必須
Nezha Monitoring 越境RCE
CVE-2026-46716
最新コミット以降にアップデート
high推奨
LiteLLM internal_user権限昇格
CVE-2026-47101
v1.83.14-stableへアップデート
high推奨
LiteLLM ロール書き換えによる権限昇格
CVE-2026-47102
v1.83.10-stableへアップデート
high推奨
Linux kernel ksmbd ACE SID 検証不備
CVE-2026-43490
ディストリビューションのカーネルアップデートを適用
high対応必須
LiteSpeed cPanel Plugin 権限昇格(野外悪用中)
CVE-2026-48172
v2.4.7以上へアップデート
CVEKittyAzure SDKLinux kernelLiteLLMNezhaDjango

本日はNVDで68件のCVEを収集。Critical 2件・High 19件を含む。GitHubアドバイザリではNezha MonitoringのCritical越境RCEとFileBrowser QuantumのCriticalパストラバーサルを追加確認。LiteSpeed cPanelプラグインの権限昇格(CVE-2026-48172)は2026年5月に野外での悪用が確認されており、即時対応が推奨される。

本日の概要

指標数値
NVD収集CVE68件
Critical (9.0+)2件
High (7.0-8.9)19件
Medium (4.0-6.9)9件
GHSAアドバイザリ14件(別途Critical 2件)
影響エコシステムPyPI, npm, Go, Maven

Critical/High 脆弱性の詳細解説

CVE-2026-33642 — Kitty ターミナル ヒープバッファオーバーフロー(CVSS 9.9)

  • CVSS: 9.9 (Critical) / CWE-125, CWE-190, CWE-787
  • 影響: Kitty v0.46.2 以下
  • 修正: v0.47.0

GPUベースのターミナルエミュレータ Kitty の handle_compose_command() 関数で、グラフィックプロトコルの x_offset/y_offset に符号なし32ビット演算の整数ラップが発生し、ヒープの境界外書き込み/読み取りが起きる。ユーザー操作や特殊設定は不要で、端末に細工したエスケープシーケンスを送るだけでトリガーできる。SSH ログインバナーや悪意あるファイルのプレビューなど、端末に出力が生じる機会があれば攻撃が成立する可能性がある。

CVE-2026-33642 | NVD

CVE-2026-33117 — Azure SDK 認証バイパス(CVSS 9.1)

  • CVSS: 9.1 (Critical) / CWE-287, CWE-347
  • 影響: Azure SDK(詳細はMSRC参照)
  • 参照: MSRC

Azure SDK の署名検証に不備があり、ネットワーク経由で未認証の攻撃者がセキュリティ機能を回避できる。クラウドインフラを Azure SDK で管理している環境では優先度の高い対応が必要。

CVE-2026-33117

CVE-2026-46716 (GHSA-99gv-2m7h-3hh9) — Nezha Monitoring 越境 RCE(Critical)

  • 深刻度: CRITICAL(CVSSスコア未採点)
  • 影響: Nezha Monitoring v1.14.15-0.20260517022419-d7526351cf97 未満
  • 修正: 上記コミット以降

RoleMember ロールのユーザーが POST /api/v1/cron を通じて他テナントのサーバー上でシェルを実行できる。マルチテナント環境で運用している場合、テナント間の分離が完全に破られる可能性がある。

GHSA-99gv-2m7h-3hh9

GHSA-qqqm-5547-774x — FileBrowser Quantum パストラバーサル(Critical)

  • 深刻度: CRITICAL(CVSSスコア未採点)
  • 影響: FileBrowser Quantum(2026-05-18以前)
  • 修正: コミット 28e9b81e438e 以降

パブリック共有の PATCH エンドポイントで共有ディレクトリ外のファイル操作が可能。インターネット公開環境では特に注意が必要。

GHSA-qqqm-5547-774x

CVE-2026-47101 / CVE-2026-47102 — LiteLLM 権限昇格(CVSS 8.8)

LiteLLMにおいて2つの独立した権限昇格脆弱性が公開された。

  • CVE-2026-47101: internal_user/key/generate で任意ルートのAPIキーを作成でき、proxy_admin 相当の操作が可能になる。修正: v1.83.14-stable
  • CVE-2026-47102: /user/updateuser_role フィールド検証が欠如。org_admin が自身のロールを proxy_admin に変更可能。修正: v1.83.10-stable

AI プロキシとして社内横断的に使われるケースが増えており、影響範囲の確認を推奨。

CVE-2026-43490 — Linux kernel ksmbd ACE SID 検証不備(CVSS 8.8)

  • CVSS: 8.8 (High)
  • 影響: Linux kernel(複数安定版ブランチ)
  • 修正: git.kernel.org 各安定版パッチ

ksmbd(カーネル内 SMB サーバー)の smb_inherit_dacl() で ACE 長検証が不完全。細工された DACL により境界外メモリ読み取りが発生する可能性がある。ksmbd を有効にしているシステムは優先的にパッチを適用すること。

CVE-2026-43490

CVE-2026-48172 — LiteSpeed cPanel Plugin 権限昇格(野外悪用確認)

  • CVSS: 0.0(未採点)/ CWE-266
  • 影響: LiteSpeed User-End cPanel Plugin v2.4.5 未満
  • 修正: v2.4.7 以上を推奨

Redis の有効/無効機能の処理に起因する権限昇格。2026年5月に実際の悪用が確認されている。公式が影響確認用コマンドを提供しており、cPanel ログで攻撃有無を確認できる。

CVE-2026-45585 — Windows "YellowKey" セキュリティ機能バイパス(PoC公開済み)

  • CVSS: 6.8 (Medium) / CWE-77
  • 影響: Windows(パッチ未提供)
  • 参照: MSRC

Microsoft が "YellowKey" として公表した Windows のセキュリティ機能バイパス。PoCが既に公開されており、調整的開示の慣行に違反した形でリリースされた。パッチは未提供だが、MSRC が緩和策ガイダンスを公開している。

Linux kernel High 脆弱性(CVSS 7.8 以上 複数件)

Linuxカーネルに CVSS 7.8 の脆弱性が多数公開。主なもの:

CVEコンポーネント内容
CVE-2026-23270net/sched act_ctegress パスでの Use-after-free
CVE-2026-23272netfilter nf_tablesセット要素発行後の RCU 競合
CVE-2026-43433rust_binderTOCTOU によるオフセット配列の悪用可能性
CVE-2026-43434rust_bindervma 所有権検証欠如でページ挿入先が誤る
CVE-2026-31613SMB clientシンボリックリンクエラー応答の OOB 読み取り
CVE-2026-34336Windows DWMWindows DWM コアライブラリ バッファオーバーリード

いずれも安定版へのパッチが公開済み。ディストリビューションのセキュリティアップデートを適用すること。

エコシステム別サマリー

OSV では PyPI 55件、npm 2件の脆弱性を収集。

PyPI(Django 集中)

Django 関連の脆弱性がまとめて公開:

CVE修正バージョン内容
CVE-2026-42774.2.30 / 5.2.13 / 6.0.4GenericInlineModelAdmin の権限検証欠如
CVE-2026-39024.2.30 / 5.2.13 / 6.0.4ASGIRequest ヘッダースプーフィング
CVE-2026-351925.2.14 / 6.0.5SESSION_SAVE_EVERY_REQUEST 時のセッションハイジャック
CVE-2026-69075.2.14 / 6.0.5Vary: * を含むキャッシュで非公開データが保存される
CVE-2026-330344.2.30 / 5.2.13 / 6.0.4ASGI リクエストのボディサイズ制限バイパス(DoS)

Django 4.2.30 / 5.2.14 / 6.0.5 へのアップデートを推奨。

npm(Nuxt.js)

パッケージCVE内容
nuxtCVE-2026-46342/__nuxt_island/* エンドポイントで未検証の props を受け付ける
nuxtCVE-2026-45669navigateTo(external: true) でリダイレクト先URLが不十分にサニタイズされる
qsCVE-2026-8723qs.stringify が null/undefined エントリで DoS(修正: 6.15.2)
parse-serverCVE-2026-47138認証前のクライアントバージョンヘッダー正規表現で DoS

JVN 日本語情報

本日の MyJVN データに該当する脆弱性情報はありません。

まとめ

本日最も注意が必要なのは、Kitty ターミナルの CVSS 9.9(CVE-2026-33642)と、LiteSpeed cPanel Plugin の野外悪用中の権限昇格(CVE-2026-48172)の2件。Kitty は v0.47.0 へのアップデートで修正済みのため、日常的に使用しているエンジニアは即時対応を検討すること。

Django を使用している環境では、今回複数の脆弱性がまとめてリリースされており、4.2.30 / 5.2.14 / 6.0.5 いずれかへのアップデートを優先的に進めること。Linux カーネルは High 相当の脆弱性が多数公開されており、ksmbd(SMB サーバー機能)を有効にしているシステムは特に注意が必要。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。