NVDで47件のCVEが公開・更新され、うちCritical 3件、High 15件。Adobe Commerce(Magento)のセッションテイクオーバー脆弱性(CVE-2025-54236、CVSS 9.1)がCISA KEVに追加されており、早急な対応が必要です。MCPツール「ssh-mcp」やAIエージェントプラットフォーム「SmythOS」「coze-studio」など、AI/LLMツール関連の脆弱性が複数報告されています。OSVではDjangoの既知脆弱性8件が引き続き追跡対象です。
本日の概要
| ソース | 更新件数 | Critical | High | Medium | Low/None |
|---|---|---|---|---|---|
| NVD | 47件 | 3件 | 15件 | 10件 | 19件 |
| OSV | 10件 | — | — | — | — |
| GHSA | 0件 | — | — | — | — |
| MyJVN | 0件(※) | — | — | — | — |
※ MyJVNは「該当する脆弱性対策情報はありません」のステータス
Critical / High 脆弱性の詳細
CVE-2025-54236 — Adobe Commerce セッションテイクオーバー(CISA KEV)
Adobe Commerce(Magento)に入力検証の不備によるセッションテイクオーバー脆弱性が存在します。ユーザー操作不要で悪用可能であり、認証情報の窃取につながります。CISA KEV(Known Exploited Vulnerabilities)カタログに追加されており、実際の悪用が確認されています。
- CVSSスコア: 9.1(Critical)
- CWE: CWE-20(不適切な入力検証)
- 影響: Adobe Commerce 2.4.9-alpha2、2.4.8-p2、2.4.7-p7、2.4.6-p12、2.4.5-p14、2.4.4-p15 以前
- 対策: Adobeセキュリティアップデート(APSB25-88)を適用
- 参考: NVD / Adobe Advisory
CVE-2025-35051 — Newforma Project Center Server .NETデシリアライゼーションRCE
Newforma Project Center Server(NPCS)の /ProjectCenter.rem エンドポイント(9003/tcp)がシリアライズされた.NETデータを受け入れ、認証不要でNT AUTHORITY\NetworkService権限の任意コード実行が可能です。推奨アーキテクチャでは内部ネットワーク限定ですが、公開環境では深刻なリスクとなります。
- CVSSスコア: 9.8(Critical)
- CWE: CWE-306(認証の欠如)、CWE-502(信頼できないデータのデシリアライゼーション)
- 影響: Newforma Project Center Server
- 対策: NPCSへのネットワークアクセスを内部ネットワークに制限
- 参考: NVD
CVE-2026-7037 — Totolink A8000RU OSコマンドインジェクション
Totolink A8000RUルーターのCGIハンドラにOSコマンドインジェクション脆弱性。/cgi-bin/cstecgi.cgi の setVpnPassCfg 関数で pptpPassThru パラメータが適切にサニタイズされず、リモートから認証不要で攻撃可能です。エクスプロイトが公開されています。
- CVSSスコア: 9.8(Critical)
- CWE: CWE-77(コマンドインジェクション)、CWE-78(OSコマンドインジェクション)
- 影響: Totolink A8000RU 7.1cu.643_b20200521
- 対策: メーカーの更新情報を確認。外部からのアクセス制限を推奨
- 参考: NVD
CVE-2026-7039 — ssh-mcp コマンドインジェクション(MCPツール)
MCPプロトコル対応SSH接続ツール「ssh-mcp」の shell.write 関数に、Description引数経由のコマンドインジェクション脆弱性。AIエージェントがMCPツールを呼び出す際に、悪意あるツール説明文を経由して任意コマンドが実行される可能性があります。同ツールには資格情報の保護不備(CVE-2026-7038、CVSS 3.3)も報告されています。
- CVSSスコア: 7.8(High)
- CWE: CWE-74(インジェクション)、CWE-77(コマンドインジェクション)
- 影響: ssh-mcp 1.5.0以前
- 対策: 修正版未リリース(ベンダー未応答)。利用の一時停止を検討
- 参考: NVD
CVE-2026-7022 — SmythOS AIエージェントプラットフォーム 認証不備
AIエージェントプラットフォーム「SmythOS」のHTTPヘッダハンドラに認証不備。X-DEBUG-RUN / X-DEBUG-INJ ヘッダの操作により認証をバイパスできる可能性があります。同プラットフォームにはConnector Service経由の情報漏洩(CVE-2026-7021、CVSS 3.5)も報告されています。
- CVSSスコア: 7.3(High)
- CWE: CWE-287(不適切な認証)
- 影響: SmythOS sre 0.0.15以前
- 対策: 修正版未リリース(ベンダー未応答)
- 参考: NVD
CVE-2026-7019 / CVE-2026-7029 / CVE-2026-7030 / CVE-2026-7031 / CVE-2026-7032 / CVE-2026-7033 — Tenda F456 バッファオーバーフロー 6件
Tenda F456 1.0.0.5 の複数のWebインターフェース関数にバッファオーバーフロー脆弱性が計6件報告されています。影響を受ける関数は fromP2pListFilter、fromaddressNat、fromRouteStatic、fromSafeMacFilter、SafeEmailFilter、fromSafeClientFilter で、いずれもリモートから攻撃可能です。
- CVSSスコア: 8.8(High)× 6件
- CWE: CWE-119(バッファエラー)、CWE-120(バッファオーバーフロー)
- 影響: Tenda F456 1.0.0.5
- 対策: ファームウェアアップデートを確認。外部からの管理画面アクセスを制限
CVE-2026-7034 / CVE-2026-7035 — Tenda FH1202 スタックバッファオーバーフロー 2件
Tenda FH1202 1.2.0.14 の httpd コンポーネントに2件のスタックベースバッファオーバーフロー。WrlExtraSet および fromWrlclientSet 関数が影響を受けます。
- CVSSスコア: 8.8(High)× 2件
- CWE: CWE-119、CWE-121(スタックベースバッファオーバーフロー)
- 影響: Tenda FH1202 1.2.0.14
- 対策: ファームウェアアップデートを確認
CVE-2026-42255 — Technitium DNS Server DNS増幅攻撃
Technitium DNS Serverに循環ネームサーバーデリゲーション経由のDNSトラフィック増幅攻撃の脆弱性。DDoS攻撃のリフレクタとして悪用される可能性があります。
- CVSSスコア: 7.2(High)
- CWE: CWE-684
- 影響: Technitium DNS Server 15.0未満
- 対策: 15.0以降へアップデート
- 参考: NVD
その他の注目脆弱性
- CVE-2026-7025 Typecho — Pingback Service EndpointにSSRF(CVSS 7.3)
- CVE-2025-1789 Genetec Update Service — ローカル権限昇格(CVSS 7.8)
- CVE-2026-7002 KLiK SocialMediaWebsite — SQLインジェクション(CVSS 7.3)
- CVE-2026-7036 Tenda i9 — パストラバーサル(CVSS 7.3)
- CVE-2026-7023 ByteDance coze-studio — SQLインジェクション(CVSS 6.3)
- CVE-2026-7020 Ollama — パストラバーサル(CVSS 5.6)
- CVE-2026-6994 Envoy — Query Parameter Handlerにインジェクション(CVSS 6.3)
- CVE-2026-6993 go-kratos — DefaultServeMuxフォールバックの不正中継(CVSS 5.3)
エコシステム別サマリー
OSVの監視パッケージデータに基づく、現在追跡中の脆弱性です。
| エコシステム | 件数 | 主な影響パッケージ |
|---|---|---|
| PyPI | 9件 | Django(SQLインジェクション4件、DoS 2件、ヘッダスプーフィング、ASGIバイパス) |
| npm | 1件 | Astro(define:vars XSS) |
Django — 8件の既知脆弱性が追跡中
Djangoでは以下の脆弱性が引き続きアクティブです。最新の修正バージョンへのアップデートを推奨します。
- CVE-2026-1287 / CVE-2026-1207: SQLインジェクション(FilteredRelation、RasterField)→ 6.0.2 / 5.2.11 / 4.2.28 で修正
- CVE-2026-33034: ASGI Content-Length バイパスによるメモリ枯渇 → 6.0.4 / 5.2.13 / 4.2.30 で修正
- CVE-2026-3902: ASGI ヘッダスプーフィング → 6.0.4 / 5.2.13 / 4.2.30 で修正
- CVE-2025-64459 / CVE-2025-57833 / CVE-2025-59681: SQLインジェクション(カラムエイリアス、_connector)
- CVE-2025-64458: Windows NFKC正規化によるDoS
- CVE-2026-25673: URLField NFKC正規化によるDoS
Astro — define:vars XSS
Astroのサーバーサイドレンダリングで define:vars ディレクティブのサニタイズが不完全(大文字小文字、空白、/ の扱い)。6.1.6で修正済み。
JVN 日本語情報
本日のMyJVNデータでは新規の脆弱性対策情報はありませんでした。
まとめ
本日はCritical 3件、High 15件の47件。Adobe Commerce(CVE-2025-54236)がCISA KEVに追加されており、Magento利用者は最優先でパッチ適用を検討してください。AI/LLMツール関連では、ssh-mcp(コマンドインジェクション)、SmythOS(認証不備)、coze-studio(SQLインジェクション)、Ollama(パストラバーサル)と4製品で脆弱性が報告されています。MCPツール導入時はサプライチェーンリスクの評価が重要です。Tenda製ルーターにはF456で6件、FH1202で2件のバッファオーバーフローが集中しており、利用中の場合はファームウェア確認を推奨します。
データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
