つみかさね

【セキュリティ日報】PraisonAIにCVSS 10.0のサンドボックス回避ほか 167件

2026-04-05データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN

対応判断サマリー

high対応必須
PraisonAI サンドボックスバイパスによる任意コマンド実行
CVE-2026-34938
v1.5.90以降へアップデート
high対応必須
Kestra SQLインジェクションによるRCE
CVE-2026-34612
v1.3.7以降へアップデート
high対応必須
Fortinet FortiClientEMS 未認証コード実行
CVE-2026-35616
Fortinetのアドバイザリに従いパッチ適用
high対応必須
Adobe Commerce 入力検証不備(CISA KEV掲載)
CVE-2025-54236
APSB25-88に従いパッチ適用
high対応必須
Docker Model Runner SSRF
CVE-2026-33990
v1.1.25以降へアップデート
high対応必須
AIOHTTP HTTPヘッダインジェクション
CVE-2026-34520
v3.13.4以降へアップデート
high対応必須
PraisonAI SQLインジェクション
CVE-2026-34934
v4.5.90以降へアップデート
high対応必須
PraisonAI MCPオプション経由コマンドインジェクション
CVE-2026-34935
v4.5.69以降へアップデート
high対応必須
ZimaOS SSRF脆弱性
CVE-2026-28798
パッチ適用済みバージョンへアップデート
high推奨
Electron VideoFrame経由データ露出
CVE-2026-34780
Electronの最新バージョンへアップデート
high推奨
OAuthenticator 認証バイパス
CVE-2026-33175
パッチ適用済みバージョンへアップデート
CVENVD脆弱性PraisonAIKestraFortinetElectronAIOHTTP

本日はNVDで167件のCVEが公開・更新されました。Critical 24件、High 59件と深刻な脆弱性が多数含まれています。AIエージェントフレームワークPraisonAIに9件のCritical/Highが集中しているほか、Kestra、Fortinet FortiClientEMS、Adobe Commerce(CISA KEV掲載済み)など、早急な対応が必要な脆弱性が目立ちます。

本日の概要

指標数値
新規・更新CVE167件
Critical (9.0+)24件
High (7.0-8.9)59件
Medium (4.0-6.9)61件
Low (0-3.9)3件
JVN1件

Critical / High 脆弱性の詳細

PraisonAI — AIエージェントフレームワークに9件の深刻な脆弱性

AIマルチエージェントシステムPraisonAIに、Critical 6件・High 3件と集中的にセキュリティアドバイザリが公開されました。

CVE IDCVSS脆弱性の種類修正バージョン
CVE-2026-3493810.0サンドボックスバイパスによる任意コマンド実行1.5.90
CVE-2026-349349.8SQLインジェクション4.5.90
CVE-2026-349359.8MCPオプション経由のコマンドインジェクション4.5.69
CVE-2026-349529.1Gatewayサーバーの認証欠如4.5.97
CVE-2026-349539.1OAuthトークン検証バイパス4.5.97
CVE-2026-349558.8SubprocessSandbox回避4.5.97
CVE-2026-349548.6SSRF(FileTools.download_file)1.5.95
CVE-2026-349377.8run_python()のコマンドインジェクション1.5.90
CVE-2026-349367.7SSRF(passthrough/apassthrough)4.5.90

最も深刻なCVE-2026-34938(CVSS 10.0)は、execute_code()のサンドボックスをstrサブクラスのstartswith()メソッドオーバーライドで完全に回避できる脆弱性です。PraisonAIを利用している場合は、各修正バージョンへの速やかなアップデートを推奨します。

CVE-2026-34612 — Kestra SQLインジェクション(CVSS 9.9)

オープンソースのオーケストレーションプラットフォームKestraのデフォルトdocker-compose構成に、SQLインジェクション脆弱性が存在します。/api/v1/main/flows/searchエンドポイント経由で、PostgreSQLのCOPY ... TO PROGRAMを悪用した任意コマンド実行が可能です。v1.3.7で修正済み。

  • 影響: Kestra < 1.3.7(docker-compose構成)
  • CWE: CWE-89(SQLインジェクション)
  • 参照: GHSA-365w-2m69-mp9x

CVE-2026-35616 — Fortinet FortiClientEMS 未認証コード実行(CVSS 9.8)

Fortinet FortiClientEMS 7.4.5〜7.4.6にアクセス制御の不備があり、未認証の攻撃者が細工したリクエストで任意コードを実行できる可能性があります。

  • 影響: FortiClientEMS 7.4.5〜7.4.6
  • CWE: CWE-284(不適切なアクセス制御)
  • 参照: FG-IR-26-099

CVE-2025-54236 — Adobe Commerce 入力検証不備(CVSS 9.1・CISA KEV掲載)

Adobe Commerceの複数バージョンに入力検証の不備があり、既にCISAのKnown Exploited Vulnerabilities(KEV)カタログに掲載されています。実際の攻撃に悪用されている可能性が高く、即時対応が必要です。

  • 影響: Adobe Commerce 2.4.9-alpha2, 2.4.8-p2, 2.4.7-p7, 2.4.6-p12, 2.4.5-p14, 2.4.4-p15 以前
  • CWE: CWE-20(不適切な入力検証)
  • 参照: APSB25-88

CVE-2026-33990 — Docker Model Runner SSRF(CVSS 9.1)

Docker Model Runner(DMR)にSSRF脆弱性が存在し、AIモデルの管理・実行環境が影響を受けます。v1.1.25で修正済み。

AIOHTTP — Python非同期HTTPフレームワークに3件

Python向け非同期HTTPフレームワークAIOHTTPに複数の脆弱性が公開されました。いずれもv3.13.4で修正済みです。

CVE IDCVSS脆弱性の種類
CVE-2026-345209.1HTTPヘッダインジェクション
CVE-2026-228157.5リソース枯渇(DoS)
CVE-2026-345167.5メモリ枯渇(DoS)

Electron — デスクトップアプリフレームワークに5件(CVSS 7.0〜8.3)

Electronフレームワークに複数のセキュリティアドバイザリが公開されました。use-after-free、データ露出、未文書化オプションの悪用など多岐にわたります。

CVE IDCVSS脆弱性の種類
CVE-2026-347808.3VideoFrame経由のデータ露出
CVE-2026-347748.1Use-After-Free(オフスクリーンレンダリング)
CVE-2026-347697.7未文書化commandLineSwitchesの悪用
CVE-2026-347717.5Use-After-Free(パーミッションハンドラ)
CVE-2026-347707.0Use-After-Free(powerMonitor)

Amazon Athena ODBCドライバ — 6件の脆弱性(CVSS 7.4〜7.8)

Amazon Athena ODBCドライバにコマンドインジェクション、証明書検証不備、リソース枯渇などの脆弱性が公開されました。v2.1.0.0で修正済みです。

その他の注目CVE

CVE IDCVSSソフトウェア概要
CVE-2026-287989.0ZimaOSSSRF脆弱性
CVE-2026-331758.8OAuthenticator (JupyterHub)認証バイパス
CVE-2026-36668.8wpForo Forum (WordPress)任意ファイル削除
CVE-2026-257268.1Cloudreve弱い乱数生成
CVE-2006-100039.8XML::Parser (Perl)ヒープバッファオーバーフロー

JVN 日本語情報

JVNDB-2026-000049 — NEC Atermシリーズにおける複数の脆弱性

NECのAtermシリーズルーターに複数の脆弱性が報告されています。権限チェックの欠如、パストラバーサル、OSコマンドインジェクション、隠し機能の存在が確認されました。JPCERT/CCとの調整を経て公開されたものです。

  • 関連CVE: CVE-2026-4309, CVE-2026-4619, CVE-2026-4620, CVE-2026-4621, CVE-2026-4622
  • 参照: JVNDB-2026-000049

まとめ

本日はCritical 24件と多めの一日でした。特にPraisonAIは9件もの脆弱性が同時に公開され、AIエージェントフレームワークのセキュリティリスクが改めて浮き彫りになっています。利用者は速やかに最新バージョンへのアップデートを検討してください。

Adobe Commerce(CVE-2025-54236)はCISA KEVに掲載済みで、実際に悪用が確認されている可能性があります。EC事業者はパッチ適用の優先度を上げることを推奨します。また、Fortinet FortiClientEMS、Docker Model Runner、AIOHTTPなど広く利用されるソフトウェアにもCritical級の修正が含まれており、影響範囲の確認をお勧めします。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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