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【セキュリティ日報】OpenClawにCVSS 9.9含むCritical 5件、Adobe Commerce CISA KEV — 計57件

2026-03-30データソース: NVD, OSV, GHSA, JVN
CVENVD脆弱性OpenClawAdobe CommerceIoTNext.jsnpm

本日はNVDから56件、OSVから1件の計57件を確認しました。Critical 6件、High 28件。AIエージェントツール OpenClaw に権限昇格・認可バイパスなど20件の脆弱性が集中公開されており、5件がCriticalです。Adobe Commerce(CVE-2025-54236)はCISA KEVに追加されています。

本日の概要

指標数値
分析CVE57件
Critical (9.0+)6件
High (7.0-8.9)28件
Medium (4.0-6.9)13件
Low (~3.9)1件
未評価 / None8件
OSV監視対象1件
GHSA更新0件
JVN更新0件

Critical / High 脆弱性の詳細

OpenClaw AIエージェントツール — 20件の脆弱性(Critical 5件)

AIエージェントツール OpenClaw に20件の脆弱性が一斉公開されました。権限昇格、認可バイパス、サンドボックス脱出、TOCTOU攻撃など深刻な問題が含まれます。バージョン2026.3.8〜2026.3.13で順次修正されています。

Critical

CVE ID概要CVSS
CVE-2026-32922device.token.rotateでスコープ制約なしにトークン発行→権限昇格・RCE9.9
CVE-2026-32924Feishuリアクションイベントのchat_type省略で認可バイパス9.8
CVE-2026-32973exec許可リストのパターンマッチが大文字小文字正規化+globでオーバーマッチ9.8
CVE-2026-32975Zaloユーザー許可リストが変更可能なグループ表示名で照合9.8
CVE-2026-32987デバイスペアリングのbootstrapセットアップコードがリプレイ可能9.8

High

CVE ID概要CVSS
CVE-2026-32914/configと/debugコマンドのアクセス制御不足8.8
CVE-2026-32915サブエージェントが親のリクエスタスコープにアクセス可能8.8
CVE-2026-33573ゲートウェイエージェントRPCでワークスペース境界バイパス8.8
CVE-2026-32974Feishu webhook認証バイパス(verificationTokenのみ設定時)8.6
CVE-2026-32918session_statusツールで任意セッション状態にアクセス8.4
CVE-2026-33572セッションJSONLファイルの過剰なデフォルト権限8.4
CVE-2026-32978承認整合性のTOCTOU攻撃(tsxやjitiスクリプトランナー)8.0
CVE-2026-32980Telegram webhookの未認証リクエストによるリソース枯渇7.5
CVE-2026-33575ペアリングセットアップコードに長寿命の共有認証情報が埋め込み7.5
CVE-2026-32979承認バイパスのTOCTOU攻撃(ファイルバインド不能時)7.3
CVE-2026-32972ブラウザプロファイル管理の認可バイパス7.1

OpenClawを利用している場合は、少なくとも2026.3.13以降へのアップデートを強く推奨します。特にdevice.token.rotateの権限昇格(CVE-2026-32922、CVSS 9.9)は即時対応が必要です。

CVE-2025-54236 — Adobe Commerce セッションハイジャック(CISA KEV)

  • CVSSスコア: 9.1(Critical)
  • CWE: CWE-20(不正入力検証)
  • 影響: Adobe Commerce 2.4.9-alpha2、2.4.8-p2、2.4.7-p7、2.4.6-p12、2.4.5-p14、2.4.4-p15 以前
  • CISA KEV: 登録済み

Adobe Commerce(Magento)の不正入力検証の脆弱性により、セッション乗っ取りが可能です。CISA KEV(既知の悪用済み脆弱性カタログ) に登録されており、実際の攻撃が確認されています。Adobe Commerceを運用している場合は最優先で対応してください。

IoTルータ・ネットワーク機器 — バッファオーバーフロー 9件

コンシューマ向けネットワーク機器にスタックベースのバッファオーバーフローが集中しています。すべてリモートから悪用可能です。

CVE ID対象CVSS
CVE-2026-5021Tenda F453 1.0.0.38.8
CVE-2026-5024D-Link DIR-513 1.10(EOL)8.8
CVE-2026-5036Tenda 4G06 04.06.01.298.8
CVE-2026-5042Belkin F9K1122 1.00.338.8
CVE-2026-5043Belkin F9K1122 1.00.338.8
CVE-2026-5044Belkin F9K1122 1.00.338.8
CVE-2026-5045Tenda FH1201 1.2.0.148.8
CVE-2026-5046Tenda FH1201 1.2.0.148.8
CVE-2026-34005Xiongmai DVR/NVR 4.03.R118.8

D-LinkとBelkinの製品はベンダーの応答がない(EOLまたはサポート終了)ため、利用している場合はリプレースの検討を推奨します。Xiongmai DVR/NVRはTCPポート34567経由のDVRIPプロトコルでOSコマンドインジェクションが可能です。

その他の注目すべきHigh脆弱性

CVE ID対象概要CVSS
CVE-2026-5012elecV2P/rpcエンドポイントのOSコマンドインジェクション7.3
CVE-2026-5016elecV2P/mockエンドポイントのSSRF7.3
CVE-2026-5017Simple Food Order System/all-tickets.phpのSQLインジェクション7.3
CVE-2026-5018Simple Food Order Systemregister-router.phpのSQLインジェクション7.3
CVE-2026-5019Simple Food Order Systemall-orders.phpのSQLインジェクション7.3
CVE-2026-5033Accounting System/view_costumer.phpのSQLインジェクション7.3
CVE-2026-5034Accounting System/edit_costumer.phpのSQLインジェクション7.3
CVE-2026-5035Accounting System/view_work.phpのSQLインジェクション7.3

エコシステム別サマリー

npm

OSVからnpmエコシステムの脆弱性が1件報告されました。

  • Next.js (CVE-2026-27977) — next devの開発用HMR WebSocketのCSRFチェックでOrigin: nullがバイパスケースとして扱われる問題。allowedDevOriginsを設定していても、サンドボックス化されたコンテキストから内部開発サーバー機能にアクセス可能。v16.1.7で修正。開発環境のみの影響ですが、攻撃者制御のコンテンツを訪問中にHMRモジュール実行が可能なため注意が必要です。

JVN 日本語情報

本日のMyJVNデータに該当する脆弱性対策情報はありませんでした。

まとめ

本日はCritical 6件を含む57件の脆弱性情報を確認しました。最注目はAIエージェントツールOpenClawへの20件の集中公開で、権限昇格(CVSS 9.9)やサンドボックス脱出などAIツール特有のセキュリティ課題が浮き彫りになりました。OpenClawを利用している場合は2026.3.13以降へのアップデートを推奨します。

Adobe Commerceのセッションハイジャック(CVE-2025-54236)はCISA KEVに追加されており、EC運営者は最優先で対応してください。IoTルータ関連のバッファオーバーフロー9件は、EOL製品を含むためリプレースの判断材料としても確認をお勧めします。


データソース: NVD (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC) AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。

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データソース: NVD API 2.0 (NIST), OSV (Google), GitHub Advisory Database, JVN iPedia (IPA/JPCERT/CC)
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AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。