30秒で判断
- 対応すべき人: SCTPを利用する構成でLinuxサーバー/機器を運用しており、外部からの通信を受け付けている管理者
- 対応不要な人: SCTPを利用しておらず(一般的なWeb/DBサーバーの多くが該当)、かつ攻撃経路がない環境の管理者
- 確認コマンド:
uname -rでカーネル版を確認し、lsmod | grep sctpでSCTPモジュールのロード有無を確認
概要
Linux kernel の SCTP 実装に、解放済みメモリを参照する脆弱性(Use After Free)が見つかりました。sctp_process_asconf() は処理対象のトランスポートをキャッシュしますが、ASCONFチャンク内のDEL-IP処理で当該トランスポートが解放された後、続くワイルドカードのDEL-IP処理でその解放済みポインタを再利用してしまいます。
これにより association の整合性が崩れ、primary_path / active_path が解放済みメモリを指す状態になります。結果としてメモリ破壊やカーネルクラッシュ(DoS)につながる可能性があります。
CVSSベクトル(攻撃条件)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CVSSスコア | 9.8 (Critical) |
| 攻撃経路 | ネットワーク経由(SCTP通信) |
| 認証 | 不要 |
| 影響 | メモリ破壊・カーネルクラッシュ等 |
| 脆弱性種別 | Use After Free |
影響を受けるソフトウェア
| 製品 | ベンダー | バージョン |
|---|---|---|
| Linux kernel (SCTP) | Linux | 各安定版で修正コミット取り込み前のもの |
修正バージョンと回避策
各安定版カーネルで修正コミットが取り込まれています。ディストリビュータが提供するカーネル更新を適用してください。SCTPを利用しない環境では、SCTPモジュールを無効化することが緩和策として有効です。
関連リンク
データソース: NVD (NIST), kernel.org AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
