概要
組み込みシステム向けブートローダー Das U-Boot の 2026.04 以前のバージョンに、FIT(Flat Image Tree)フォーマットの署名検証バイパス脆弱性が確認された(CVE-2026-46728)。
FIT イメージのハッシュ計算で対象とすべきノード(hashed-nodes)が省略された場合、署名検証が正常に機能しない。これにより、デジタル署名の検証をバイパスした改ざんイメージのブートが可能となる。セキュアブートを信頼の基点としているシステムでは、攻撃者によるカスタムファームウェアの起動につながる可能性がある。
CVSSベクトル
| 項目 | 値 |
|---|---|
| CVSSスコア | 8.2(High) |
| CWE | CWE-346 Origin Validation Error |
| 攻撃元区分(AV) | ネットワーク(または物理アクセス、構成による) |
| 攻撃条件の複雑さ(AC) | 低 |
| 機密性への影響(C) | 高 |
| 完全性への影響(I) | 高 |
| 可用性への影響(A) | 低 |
影響を受けるソフトウェア
| 製品 | ベンダー | 影響バージョン |
|---|---|---|
| Das U-Boot | denx | 2026.04 より前のバージョン |
FIT イメージのセキュアブート(signature verification)を有効にしている環境が対象。U-Boot を使用する組み込みデバイス、NAS、シングルボードコンピュータ(Raspberry Pi 系など含む)が広く影響を受ける可能性がある。
修正バージョンと回避策
- 修正バージョン: U-Boot 2026.04 以降
- 推奨対応: ブートローダーのアップデート(デバイス固有のフラッシュ手順に従うこと)
- 暫定対応: FIT イメージを生成する際に
hashed-nodesを必ず含める運用ルールを徹底する - バリデーションが困難な場合、物理アクセス制御でデバイスを保護する
関連リンク
データソース: NVD (NIST), GitHub Advisory Database
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
