概要
Linux kernelのNFSd(NFSサーバー)において、NFSv4.0のLOCK操作のリプレイキャッシュ実装にヒープオーバーフローの脆弱性が存在します。固定112バイトのインラインバッファ(rp_ibuf[NFSD4_REPLAY_ISIZE])に対し、LOCK拒否応答のロックオーナーフィールドが最大1024バイト(NFS4_OPAQUE_LIMIT)になる可能性があり、最大944バイトのスラブ境界外書き込みが発生します。
2つの協調するNFSv4.0クライアントを使用してリモートから無認証で引き起こすことが可能です。
CVSSベクトル
| 項目 | 値 |
|---|---|
| スコア | 9.8(Critical) |
| 攻撃経路(AV) | ネットワーク(Network) |
| 攻撃複雑度(AC) | 低(Low) |
| 必要権限(PR) | 不要(None) |
| ユーザー操作(UI) | 不要(None) |
| 影響範囲(S) | 変更なし(Unchanged) |
| 機密性(C) | 高(High) |
| 完全性(I) | 高(High) |
| 可用性(A) | 高(High) |
影響を受けるソフトウェア
| 製品 | ベンダー | 影響バージョン |
|---|---|---|
| Linux kernel | Linux Foundation | パッチ適用前の複数バージョン |
修正バージョンと回避策
カーネルパッチによって修正済みです。修正内容は、エンコードされた応答の長さをNFSD4_REPLAY_ISIZEと比較し、大きい場合はリプレイペイロードのキャッシュをスキップするようにしたものです(ステータスは引き続きキャッシュされます)。
- パッチ: git.kernel.org 他複数コミット
- 回避策: NFSv4.0サーバー機能が不要な環境では無効化を検討してください
関連リンク
データソース: NVD (NIST), GitHub Advisory Database
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
