この変更が意味すること
Terraform v1.15.4 は新機能とバグ修正を含むリリースです。
最大のトピックは Linux s390x(zLinux)向けビルドの公式提供です。IBM の System z サーバー(メインフレーム)上でも Terraform が利用可能になります。エンタープライズ環境や金融機関での zLinux 採用が増えている中、Terraform の IaC ワークフローを s390x 上でも統一して使えるようになります。
また terraform init 実行時にプロバイダーバイナリがシンボリックリンクされたディレクトリに誤ってインストールされる問題も修正されました。symlink を多用するモノレポ構成や共有プロバイダーキャッシュの設定を行っている環境では恩恵があります。
主な変更点
新機能: Linux s390x(zLinux)ビルドの提供
IBM System z サーバー向けの Linux s390x アーキテクチャ向けビルドが公式リリースに追加されました。これまで s390x 環境では Terraform をソースからビルドする必要がありましたが、公式バイナリが提供されるようになりました。
Issue: #38615
バグ修正: symlink ディレクトリへのプロバイダーバイナリインストール防止
terraform init 実行時、プロバイダーバイナリがシンボリックリンクされたディレクトリにインストールされてしまう問題が修正されました。これにより、symlink を跨いだプロバイダーキャッシュの共有設定が正しく動作するようになります。
Issue: #38611
EOL / サポート状況
Terraform は最新 2 マイナーバージョンが公式サポート対象です。
| サイクル | 最新バージョン | ステータス |
|---|---|---|
| 1.15 | 1.15.4 | active(最新) |
| 1.14 | 1.14.9 | active |
| 1.13 | 1.13.5 | EOL(2026-04-29) |
| 1.16 | 1.16.0-alpha20260513 | 開発中 |
Terraform 1.13 は 2026年4月29日にEOLとなっています。1.13 以前を使用しているプロジェクトは 1.15 への移行を進めてください。
開発者への影響
- Linux s390x(zLinux)環境を使用している場合: 公式ビルドが提供されるようになりました。ソースからのビルドが不要になります
- symlink を使ったディレクトリ構成で
terraform initを行っている場合: プロバイダーバイナリが予期しない場所にインストールされる問題が解消されます - Terraform 1.13 利用者: EOL済み。1.15 への移行を推奨します
アップデート方法
# tfenv を使用している場合
tfenv install 1.15.4
tfenv use 1.15.4
# Homebrew (macOS)
brew upgrade hashicorp/tap/terraform
# 手動(Linux amd64)
curl -O https://releases.hashicorp.com/terraform/1.15.4/terraform_1.15.4_linux_amd64.zip
unzip terraform_1.15.4_linux_amd64.zip
sudo mv terraform /usr/local/bin/
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
