この変更が意味すること
Spring Boot v3.5.12 がリリースされました。3.5 系列のメンテナンスリリースで、Actuator エンドポイント関連のバグ修正が中心です。
特に Actuator のヘルスグループ向け EndpointRequest マッチャーが不必要に複雑だった問題や、/cloudfoundryapplication パスが Actuator 外でもアクセス可能だった問題が修正されています。本番環境で Actuator による監視を行っているプロジェクトにとって、信頼性向上に寄与するリリースです。
主な変更点
EndpointRequest マッチャーの簡素化
ヘルスグループ向けの EndpointRequest リクエストマッチャーが過度に複雑だった問題が修正されました。パフォーマンスとメンテナンス性が向上します。
Issue: #49648
/cloudfoundryapplication パスの制限
Web パス /cloudfoundryapplication が Actuator に限定されておらず、意図しないアクセスが可能だった問題が修正されました。
Issue: #49645
RSocket 重複エンドポイント修正
WebSocket セットアップ時に RSocket がエンドポイントを重複して公開する問題が解消されました。
Issue: #49592
EndpointRequest.toLinks() の base-path 修正
EndpointRequest.toLinks() が base-path が / の場合に正しく動作しない問題が修正されました。
PR: #49591
クラウドプラットフォーム設定修正
spring.main.cloud-platform=none を設定してもクラウド機能が無効化されない問題が修正されました。非クラウド環境での動作が意図通りになります。
Issue: #49478
WebTestClient タイムアウト修正
@AutoConfigureWebTestClient 使用時に spring.test.webtestclient.timeout の個別設定が反映されない問題が修正されました。
Issue: #49340
SpringBootContextLoader メッセージ修正
既に存在しないクラスを参照していたアサーションメッセージが修正されました。
Issue: #49518
EOL / サポート状況
| サイクル | 最新バージョン | EOL |
|---|---|---|
| 4.0 | 4.0.3 | 2026-12-31 |
| 3.5 | 3.5.12 | 2026-06-30 |
| 3.4 | 3.4.13 | 2025-12-31 (EOL済) |
| 3.3 | 3.3.13 | 2025-06-30 (EOL済) |
| 3.2 | 3.2.12 | 2024-12-31 (EOL済) |
Spring Boot 3.5 は 2026年6月末まで サポートされます。最新メジャーは 4.0 系で、新規プロジェクトは 4.0 の採用を検討してください。3.4 以前は既に EOL です。
開発者への影響
- Actuator を本番監視で使用している方: エンドポイントマッチャーの安定性が向上しています。特にヘルスグループを活用している場合はアップデートを推奨
- Cloud Foundry 環境の方:
/cloudfoundryapplicationパスのアクセス制限が正しく動作するようになります - RSocket + WebSocket 利用者: 重複エンドポイントの問題が解消されます
- テストコード作成者:
@AutoConfigureWebTestClientでのタイムアウト設定が正しく反映されるようになります - 非クラウド環境の方:
cloud-platform=none設定が意図通りに機能します
アップデート方法
<!-- Maven -->
<parent>
<groupId>org.springframework.boot</groupId>
<artifactId>spring-boot-starter-parent</artifactId>
<version>3.5.12</version>
</parent>
// Gradle
plugins {
id 'org.springframework.boot' version '3.5.12'
}
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
