この変更が意味すること
Rust 1.94.0 は6週間サイクルの定期マイナーリリースです。言語面では Unicode 17 への更新やクロージャのライフタイムエラー修正、プラットフォームサポートでは RISC-V ターゲットフィーチャーの大幅な安定化が含まれています。
unused_visibilities lint が warn-by-default で追加されたため、const _ 宣言に不要な pub 修飾子がある場合に警告が出るようになります。既存のコードベースで警告が増える可能性があるので、CI の設定を確認しておきましょう。
主な変更点
Unicode 17 対応
文字処理が Unicode 17 仕様に更新されました。文字の分類やプロパティが最新の Unicode 標準に準拠します。新しい絵文字や文字を扱うアプリケーションに影響があります。
RISC-V ターゲットフィーチャーの安定化
RVA22U64 / RVA23U64 プロファイルを含む29の RISC-V ターゲットフィーチャーが安定化されました。RISC-V 向けのクロスコンパイルがより実用的になり、組み込み開発や IoT 分野での Rust 活用がさらに広がります。
unused_visibilities lint の追加
const _ 宣言に対する不要な可視性修飾子(pub など)を検出する lint が warn-by-default で追加されました。意味のない可視性指定をコンパイル時に検出できるようになります。
riscv64im-unknown-none-elf ターゲットの追加
Tier 3 ターゲットとして riscv64im-unknown-none-elf が新規追加されました。整数演算拡張(M 拡張)のみの RISC-V 64ビット環境向けのビルドが可能になります。
クロージャのライフタイムエラー修正
クロージャ使用時に不正なライフタイムエラーが発生するケースが修正されました。これまでコンパイルエラーになっていた正当なコードが通るようになります。
dead_code lint の改善
impl と impl アイテムが対応するトレイトやトレイトアイテムの dead_code lint レベルを継承するようになりました。トレイト実装で不要な #[allow(dead_code)] を書く必要が減ります。
EOL / サポート状況
| サイクル | 最新バージョン | EOL |
|---|---|---|
| 1.94 | 1.94.0 | 未定(次バージョンリリースまで) |
| 1.93 | 1.93.1 | 未定 |
| 1.92 | 1.92.0 | 2026-01-22 (EOL済) |
| 1.91 | 1.91.1 | 2025-12-11 (EOL済) |
| 1.90 | 1.90.0 | 2025-10-30 (EOL済) |
Rust は6週間ごとに新バージョンがリリースされ、基本的に最新の安定版のみがサポート対象です。常に最新版へのアップデートを推奨します。
開発者への影響
unused_visibilitieslint に注意:const _にpubを付けている箇所で新たに警告が出る可能性があります。CI が-D warningsで回している場合はビルドが失敗する可能性があるため確認してください- RISC-V 開発者: 29のターゲットフィーチャー安定化により、
#![feature(...)]が不要になるケースが増えます。nightly から stable への移行を検討できます - Unicode 処理: 文字分類の挙動が変わる可能性があります。テキスト処理を行うアプリケーションでは動作確認を推奨します
- クロージャ利用者: ライフタイムエラーの修正により、以前コンパイルできなかったコードが通るようになる可能性があります
アップデート方法
# rustup を利用している場合
rustup update stable
# バージョン確認
rustc --version
# rustc 1.94.0 (YYYY-MM-DD)
# Docker
docker pull rust:1.94.0
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
