この変更が意味すること
Prisma 7.6.0 がリリースされました。今回のアップデートでは、Prisma Postgres データベースをCLIから直接管理するための prisma postgres コマンドグループが新設されました。
ドライバアダプタ周りでは @prisma/adapter-pg に2つの改善が入っています。カスタムプリペアドステートメント名ジェネレータの指定によるステートメントキャッシュの活用と、コンストラクタでの接続文字列の直接指定です。MariaDB アダプタにもテキスト/バイナリプロトコルの切り替えオプションが追加されました。破壊的変更はなく、7.5.0 からスムーズにアップデートできます。
主な変更点
prisma postgres link コマンドの追加
ローカルプロジェクトを Prisma Postgres データベースに接続する prisma postgres link コマンドが追加されました。Prisma Postgres データベースをCLIから管理するための prisma postgres コマンドグループの第1弾です。今後、データベースの作成・削除などの管理コマンドが追加される予定です。
PR: #29352
@prisma/adapter-pg: statementNameGenerator オプション
カスタムのプリペアドステートメント名ジェネレータを受け取る statementNameGenerator オプションが追加されました。これにより、pg ライブラリのステートメントキャッシュ機能を活用でき、同じクエリの繰り返し実行時のパフォーマンスが向上します。
PR: #29395
@prisma/adapter-pg: 接続文字列の直接指定
@prisma/adapter-pg のコンストラクタで接続文字列を直接渡せるようになりました。pg.Pool インスタンスを事前に作成する必要がなくなり、セットアップがよりシンプルになります。
PR: #29287
@prisma/adapter-mariadb: useTextProtocol オプション
MariaDB アダプタのコンストラクタに useTextProtocol オプションが追加されました。テキストプロトコルとバイナリプロトコルを切り替えられるようになり、環境や要件に応じた最適な接続方式を選択できます。
PR: #29392
EOL / サポート状況
Prisma は endoflife.date での追跡対象外ですが、npm レジストリの状況は以下の通りです。
| dist-tag | バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| latest | 7.6.0 | 現在の安定版 |
| prev | 6.19.2 | v6系の最終版 |
| dev | 7.6.0-dev.17 | 開発版 |
| integration | 7.7.0-integration-feat-prisma-bootstrap.4 | 統合テスト版 |
開発者への影響
- Prisma Postgres を利用している方:
prisma postgres linkでプロジェクトとデータベースの紐付けがCLIから直接行えるようになります - @prisma/adapter-pg でパフォーマンスを追求している方:
statementNameGeneratorでステートメントキャッシュを活用でき、繰り返しクエリの性能が向上します - 接続設定をシンプルにしたい方: pg アダプタで接続文字列を直接渡せるようになり、セットアップコードが簡潔になります
- MariaDB を使っている方:
useTextProtocolオプションでプロトコルを選択でき、環境に最適な接続方式を使えます
アップデート方法
# npm
npm install prisma@7.6.0 @prisma/client@7.6.0
# yarn
yarn add prisma@7.6.0 @prisma/client@7.6.0
# pnpm
pnpm add prisma@7.6.0 @prisma/client@7.6.0
データソース: GitHub Releases API, npm Registry AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
