30秒で判断
- 対応すべき人: Docker Engine 29系を運用しており、セキュリティ修正を取り込みたい環境
- 対応不要な人: Docker を使用していない、または Docker Engine 29系を使っていない環境
- 確認コマンド:
docker version
この変更が意味すること
Docker Engine 29.7.0 はメジャーバージョンの新リリースで、セキュリティ脆弱性の修正と複数の新機能追加を含みます。破壊的変更として明示された項目はありませんが、セキュリティ修正が含まれるため、29系を運用中の環境では早めの更新を検討する価値があります。
新機能の目玉は embedded-containerd(実験的)です。これまで containerd はデーモンが管理する別プロセスとして起動していましたが、デーモンプロセス内で直接動かせるようになりました。あわせて、長らく実験的扱いだった image マウントが正式機能に昇格しています。
主な変更点
新機能
embedded-containerd(実験的): containerd を別プロセスの managed process として動かす代わりに、デーモンプロセス内で実行する新機能(moby/moby#52898)- Mount type
imageの正式化: 実験的扱いでなくなり、正式機能として利用できるようになりました(moby/moby#52998) default-stop-timeoutデーモンオプション: 明示的な stop timeout を持たないコンテナに割り当てる停止タイムアウトを設定できます(moby/moby#53146)
セキュリティ修正
- Docker Engine と関連コンポーネントに影響するセキュリティ脆弱性を修正。依存する
github.com/moby/go-archiveが更新されています。
詳細は docker/cli 29.7.0 マイルストーン、moby/moby 29.7.0 マイルストーン、および GitHub リリースページ を参照してください。
EOL / サポート状況
| バージョン | 状態 | EOL |
|---|---|---|
| 29 | サポート中 | 未定 |
| 28 | EOL | 2026-05-13 |
| 27 | EOL | 2025-05-03 |
| 26.1 | EOL | 2025-02-17 |
| 26.0 | EOL | 2024-06-08 |
Docker Engine 28以前はいずれも EOL です。29系を利用し、その中で最新へ更新するのが安全です。
開発者への影響
- セキュリティ修正を含むため、29系を運用中の環境は優先的に更新を検討する
embedded-containerdは実験的機能。デーモンと containerd の起動構成が変わるため、本番投入前にテスト環境で挙動を検証するimageマウントが正式化されたことで、ビルド・実行時のイメージ参照を安定して利用できるようになるdefault-stop-timeoutを設定しておくと、停止タイムアウトが個別指定されていないコンテナの挙動を統一できる
アップデート方法
# パッケージマネージャ経由で更新(例: apt)
sudo apt-get update && sudo apt-get install --only-upgrade docker-ce docker-ce-cli
docker version
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
