この変更が意味すること
Docker v29.5.3 は、バグ修正と依存ライブラリのアップデートが中心のパッチリリースです。
主な修正として、docker system df コマンドの実行中にイメージのプルーンが同時に行われた場合にエラーが発生する問題が解消されました。containerd のイメージストアを使用しているプロジェクトで稀に発生していた競合状態が修正されています。
また、パッケージング面では containerd が v2.2.4 に、Go ランタイムが 1.26.4 に、RootlessKit が v3.0.1 にそれぞれ更新されています。セキュリティや安定性の観点からも定期的なアップデートが推奨されます。
主な変更点
docker system df のエラー低減
containerd イメージストア利用時に、イメージのプルーン操作と docker system df が同時実行された場合に発生するエラーを低減しました。
- PR: moby/moby#52672
- containerd イメージストアを有効にしている環境(
features.containerd-snapshotter: true)に有効
パッケージ更新
| コンポーネント | 旧バージョン | 新バージョン |
|---|---|---|
| containerd(静的バイナリのみ) | v2.x 以前 | v2.2.4 |
| Go ランタイム | 1.26.x 以前 | 1.26.4 |
| RootlessKit | v3.x 以前 | v3.0.1 |
- containerd の更新は静的バイナリのみに適用(moby/moby#52683)
- Go 1.26.4 の更新により、ランタイムのバグ修正が取り込まれています(moby/moby#52753)
- RootlessKit の更新はルートレスモードを使用している環境に影響
EOL / サポート状況
| サイクル | 最新バージョン | ステータス |
|---|---|---|
| 29 | 29.5.3 | ✅ Active |
| 28 | 28.5.2 | ❌ EOL (2026-05-13) |
| 27 | 27.5.1 | ❌ EOL (2025-05-03) |
| 26.1 | 26.1.5 | ❌ EOL (2025-02-17) |
| 26.0 | 26.0.2 | ❌ EOL (2024-06-08) |
Docker 28 系は 2026年5月13日に EOL を迎えています。現在 Docker 28 以下を使用している場合は、Docker 29 系への移行を進めてください。
開発者への影響
- containerd イメージストアを使用している環境:
docker system dfと同時実行のプルーン操作で発生するエラーが解消されます。定期的なクリーンアップを自動化している CI/CD 環境での安定性が向上します - ルートレスモード(Rootless Docker)を利用しているユーザー: RootlessKit v3.0.1 の更新が適用されます
- Docker 静的バイナリを利用している環境: containerd v2.2.4 の更新が含まれます
- 通常の Docker Desktop / パッケージインストール利用者: 依存関係の更新のみのため、動作への直接影響は限定的です
アップデート方法
# Linux (apt)
sudo apt-get update && sudo apt-get install docker-ce
# Linux (yum/dnf)
sudo yum update docker-ce
# macOS / Windows (Docker Desktop)
# Docker Desktop の設定から最新版に更新
# バージョン確認
docker version
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date
AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
