この変更が意味すること
Docker v29.4.0 がリリースされました。v29.3.1 からのメジャーアップデートで、コンテナ管理の安定性に関わる重要なバグ修正が複数含まれています。
特に、コンテナが削除できなくなるレアバグと、特権コンテナで明示的に指定したAppArmorプロファイルが再起動後に消失する問題は、本番環境の運用に影響を与える可能性があります。Docker を本番環境で利用している方は、テスト環境での検証後、早めのアップデートを推奨します。
主な変更点
コンテナが削除不能になるバグの修正
まれに発生していた、コンテナを削除(docker rm)できなくなる問題が修正されました。この問題が発生すると手動での介入が必要になるケースがあったため、運用上重要な修正です。
PR: moby/moby#51724
AppArmor プロファイルのリスタート時消失問題の修正
--security-opt apparmor=<profile> で明示的に指定した AppArmor プロファイルが、コンテナの再起動(docker restart)後に失われる問題が修正されました。セキュリティポリシーを AppArmor で管理している環境では重要な修正です。
PR: moby/moby#52215
docker stats --all の表示修正
docker stats --all で、既に削除されたコンテナが引き続き表示されていた問題が修正されました。
PR: docker/cli#6863
docker cp のサイズ表示改善
docker cp コマンドで、コンテンツサイズと転送サイズの両方が表示されるようになりました。圧縮転送時のサイズ把握が容易になります。
PR: docker/cli#6800
コンテナ終了ハンドリングの改善
重複するコンテナ終了イベントの処理が、ライブコンテナ情報を使用するよう改善されました。
EOL / サポート状況
| サイクル | 最新バージョン | ステータス | EOL |
|---|---|---|---|
| 29 | 29.4.0 | アクティブ | - |
| 28 | 28.5.2 | アクティブ | - |
| 27 | 27.5.1 | EOL | 2025-05-03 |
| 26.1 | 26.1.5 | EOL | 2025-02-17 |
Docker 29 系は現在アクティブにサポートされています。Docker 27 以前は既に EOL のため、28 または 29 系へのアップグレードを推奨します。
開発者への影響
- Docker を本番運用中の方: コンテナ削除不能バグの修正があるため、早めの検証・アップデートを推奨します
- AppArmor でセキュリティポリシーを管理している方: プロファイル消失の修正は特に重要です。再起動後のプロファイル適用を確認してください
- 監視・モニタリングで docker stats を使用中の方: 削除済みコンテナの表示問題が解消されます
- docker cp を活用している方: サイズ表示の改善により、転送状況がより把握しやすくなります
アップデート方法
# Docker Desktop の場合
# アプリケーションの設定から自動アップデートを確認
# Linux(apt)
sudo apt-get update && sudo apt-get install docker-ce docker-ce-cli
# Linux(yum)
sudo yum update docker-ce docker-ce-cli
データソース: GitHub Releases API, endoflife.date AI解説は Claude API により自動生成されています。正確性については原文をご確認ください。
